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初めて就職活動を行う小児期・AYA 期発症がん経験者のための『就職活動応援ガイド』の開発

本研究について

初めての就職活動時に採用担当者に対して病気について伝える/伝えないことの意思決定は、就職に不利に働くのではないかという理由から、苦悩を伴うことが多いと言われています。小児期や思春期・若年成人期(AYA期)にがんと診断された経験者の方は、自らの病気を理解・受容し、それを適切にまわりの人に説明することで、周囲からの理解と支援を引き出す力をつけることが期待されています。しかし、病気について伝える/伝えないことに関する情報や相談支援の場は十分あるとはいえず、経験者の方は、手探りの状態で就職活動を行っている現状があります。

先行研究である小児期やAYA期にがんと診断された経験者を対象としたアンケート調査および教育機関の就職支援の担当者を対象としたインタビュー調査結果に基づき、「ライフ・キャリア」を考える上で大切な事柄を含んだ『就職活動応援ガイド』を開発しました。公開に至るまでに、医療者によるレビュー、小児期、AYA期発症がん経験者の方とその保護者、教育機関の就職支援の担当者、企業関係者から貴重なご意見をいただきました。

現在、がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院、がん患者支援団体等において活用いただいております。下記から、PDFのダウンロードが可能です。