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(第19回 希少がんMeet the Expert)

「神経内分泌腫瘍」肱岡範
(第19回 希少がんMeet the Expert)

更新日 : 2020年1月15日

公開日:2019年10月2日
  • 日時:2018年4月6日金曜日19時から20時30分
  • •場所:国立がん研究センター中央病院 希少がんセンター待合
  • 講師:肱岡 範 国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院肝胆膵内科

動画

 第19回神経内分泌腫瘍開会挨拶第19回神経内分泌腫瘍講演:肱岡 範第19回神経内分泌腫瘍ディスカッション

開催報告

希少がんを知り・学び・集う「希少がんMeet the Expert」の第19回セミナーが2018年4月6日に開催され、患者さん・ご家族、医療関係者など29人が受講しました。今回のテーマは、膵神経内分泌腫瘍です。神経内分泌腫瘍は21世紀になってか概念が確立され、治療法も次々に新しく変化しています。開会にあたって、川井章(希少がんセンター長/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科長)が、「医療者にも患者さんにも最新の情報を得にくい疾患であり、本日は専門的な内容も含めた解説になるがわからないところは後ほどのディスカッションで質問してほしい」と挨拶をしました。続いて、司会の加藤陽子(希少がんセンター)が本日の流れを紹介し、膵臓がんの患者団体「パンキャンジャパン」理事長の眞島善幸さんからは、神経内分泌腫瘍に関する活動紹介がありました。

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    開会挨拶

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    司会:加藤陽子

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    膵臓がんの患者団体「パンキャンジャパン」理事長の眞島善幸さん

今回は、神経内分泌腫瘍(NET)のなかでも特に膵臓に焦点を絞った講演として、肱岡範が担当しました。

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講師:肱岡 範

まず、基本となる神経内分泌腫瘍について「発症率とその増加」「発生部位や予後」について話があり、そのあと膵神経内分泌腫瘍の「画像上の特徴」「病理診断」について、さまざまな症例の画像・染色標本を示しながら解説しました。
治療法については、ソマトスタチン受容体(SSTR)を利用した診断治療、症状がある場合の治療法、遺伝性の膵神経内分泌腫瘍の遺伝子検査と治療などが具体的に話されました。さらにここ数年で大きく進歩をとげている、進行膵内分泌腫瘍の薬物療法と効果や治療薬の使い分け、肝転移に対するカテーテル治療(TAE)、ラジオ波焼灼療法、また欧州では20年前から標準治療と言われていたペプチド受容体放射線核種療法(PRRT)というSSTRの発現を利用した治療法についてもわかりやすく解説されました。

ディスカッションには、進行役をがん情報サイト「オンコロ」の川上祥子が務め、講演の肱岡範、森実千種(希少がんセンター/中央病院肝胆膵内科)、「パンキャンジャパン」の眞島善幸さん、加藤陽子が参加しました。

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    森実千種(希少がんセンター/中央病院肝胆膵内科)

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    ディスカッションの様子

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    会場の様子

まず、眞島善幸さんが、ご自身や周囲の膵神経内分泌腫瘍の体験で感じてきた、正しい診断で治療を受けることの大切さについて語りました。「PRRTの治験の進行状況」「NETの専門医の探し方」「MEN1の診断はどのように行われるのか」「NETのG1術後の経過観察」「NETとNECを判別する病理診断はどのように行われるか」など、事前に会場の参加者などから寄せられた質問に対し、登壇者らが丁寧に回答しました。新規治療薬の効果に期待が集まるなかで、眞島さんからは、早期承認に向けて患者会が後押しするという決意が語られ、会場全体の拍手でセミナーは終わりました。

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    眞島善幸さん

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    質疑応答

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    閉会挨拶

  • 希子(Mareko)
  • 希少がんホットライン