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国立がん研究センター

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関心を寄せていただいた都道府県のがん対策主管課、市区町村健康増進関係課の皆さまへ

更新日 : 2019年5月20日

「がん情報ギフト」プロジェクトでは、各都道府県内で図書館関係者の紹介や既寄贈館の活動周知において、特に都道府県のがん対策関係主管課、市区町村の健康推進主管課の皆さまにも、応援していただいております。

 がん対策の「情報提供・相談支援」領域との関係

平成18年にがん対策基本法が成立し、がん診療連携拠点病院制度が開始されてから早くも10余年経ちました。今では全国でがん診療連携拠点病院が401箇所、さらに地域がん診療病院が36箇所(平成30年4月1日現在)指定され、誰でも無料で相談できる「がん相談支援センター」が設けられています。

しかしながら、3年ごとに実施される「がん対策に関する世論調査(PDF:354KB)」(内閣府)でも、また平成27年に実施された(がん)「患者体験調査:調査の概要」でも、信頼できるがんの医療情報や、がんと暮らしを両立するための各種療養情報については、まだまだ入手できない人も多いことが指摘されています。患者やその家族の不安、悩みに応え、また重要な意思決定にも必要となる情報は、医療機関以外の機関からも広く提供する環境をつくらなければ、必要な情報を必要な人に届けることが困難であることが明らかになっています。

より身近な場所で、信頼できる情報を調べ、また必要に応じて適切な支援窓口につながることができる環境づくりを目指して、国立がん研究センターでは平成27年度から「がん情報普及のための医療・福祉・図書館の連携プロジェクト」を、また平成29年度から「届けるを贈る 届けるを支える『がん情報ギフト』 プロジェクト」を発足させました。これらのプロジェクトを推進する中で、環境づくりに必要な医療機関、図書館、行政関係者の皆さまを交えた学び、また協働の機会を増やしてきました。毎年の「都道府県がん対策担当者研修」においても、この一連の取り組みをご案内しております。

一部の都道府県では、この一連の取り組みをがん対策の一環としても取り込むべく、1)県民が信頼できるがん情報を入手する場として図書館の情報整備の必要性、また 2)そのために県内のがん診療連携拠点病院と公立図書館が連携する必要性等を、都道府県がん対策推進計画(第三期)に反映しています(北海道、山形県、埼玉県、滋賀県、和歌山県他)。また、図書館を介したがん情報の普及体制を加速するべく、一部の県では県単位の「がん情報ギフト」プロジェクトへの寄付プロジェクト「寄付ができる!がん対策アルクマピンバッジを作成しました(2018年10月18日配信:長野県)」も始まっています。

 都道府県のがん対策関係主管課の皆さまにお願いしたいこと

 「がん情報ギフト」受け入れ施設ご紹介                       

まだ貴県で「がん情報ギフト」の寄贈館(外部サイトにリンクします)がない場合は、貴課より県立図書館(都道府県立図書館)関係者をご紹介ください。本プロジェクト担当者が直接対象館に伺い、県のがん対策を推進する上で図書館が果たせる役割についてご案内した上で、県立図書館には「がん情報ギフト」の受け入れ施設となっていただくことを視野に入れたご提案をさせていただきます。

 拠点病院と図書館の連携強化について                     

貴課職員も、年に何度かは県内の拠点病院等で、地域の患者・家族への情報提供・相談対応を担う専門相談員の連絡会議等にご参加いただいていることと存じます。そのような場でも、図書館との連携強化が、地域の住民における「がん相談支援センター」の認知度向上に寄与すること、また信頼できるがん情報の普及にも寄与する旨、ご案内いただけるようお願いいたします。都合が合えば、本プロジェクト担当者が同行させていただくことも可能ですので、いつでもご相談ください。

 県民の皆さまへ「がん情報ギフト」のPRについて               

県内ですでに複数の公立図書館が「がん情報ギフト」の寄贈先となっている場合は、ぜひ県民に、図書館で信頼できるがん情報が入手できること、また個々の県内の「がん情報ギフト」の展開は、県民の協力によって加速できることを周知していただけるようお願いします。県政便りや対策関連ホームページ等の政策広報媒体、貴課職員が参加されている各種啓発イベントでご案内いただけると幸いです。PRツールの作成等についても、ご相談ください(各県版のPRちらしも用意しております)。

 市区町村健康増進関係課の皆さまにお願いしたいこと

市町村の健康増進計画にも、がんに関わる各種施策の記載があり、近年は予防・健診など従来の施策に加え、情報提供・相談支援領域の施策が盛り込まれる事例も増えてきました。市内あるいは近郊にがん診療連携拠点病院がなくても、市内の図書館で信頼できるがん(医療・療養)の情報を整備することが可能です。健康・医療情報コーナー等を保有する市区町村図書館が管内にあり、「がん情報ギフト」の受け入れに関心を寄せていただける場合は、該当館の担当者をご紹介ください。本事務局より、プロジェクトの詳細をご案内させていただきます。

お問い合わせ

国立研究開発法人 国立がん研究センターがん対策研究所 がん情報ギフト事務局
電話番号:03-3547-5201(内線1620、1615)
ファクス番号:03-3547-8577
E-mail:ganjoho-gift●ncc.go.jp(●を@に置き換えてください)
受付時間:9時から17時(土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く)

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