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国立がん研究センター

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平成28年度トピックス

人材育成に関する事項

ダ・ヴィンチ大腸手術医師向けトレーニング症例見学施設に認定

中央病院が、内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を用いた大腸がん手術の医師向けトレーニング症例見学施設として、国内で3施設目の認定を受けた。

今回の認定は、中央病院大腸外科のダ・ヴィンチ手術技術や40例を超えるダ・ヴィンチ手術実績と良好な成績が認められたもので、今後はさらに我が国のロボット支援大腸がん手術の発展に貢献していく。

リーダーとして国際的に活躍できる人材を継続して育成

がん専門修練医23名(中央病院 13名、東病院 10名)、レジデント正規コース36名(中央病院 18名、東病院 18名)、レジデント短期コース37名(中央病院 32名、東病院 5名)、がん専門修練薬剤師1名(東病院 1名)、薬剤師レジデント12名(中央病院 5名、東病院 7名)の合計109名が所定の研修を修了した。

海外からの医療従事者への研修

センター創立以来、外国から医療従事者を受け入れ、研修を行っている。ここ数年、内視鏡科を中心に長期研修者が急速に増えており、この4年間で倍増している。

派遣国における指導的立場の者をトレーニングしてきた結果、我が国の最先端の医療を伝え、日本の医療機器の普及につながっている。

センターにおける外国からの長期研修受入人数

  • 平成25年 95名
  • 平成26年 137名
  • 平成27年 157名
  • 平成28年 180名(対前年比+14.6%)

全国の医療従事者を対象とした専門研修

全国のがん医療水準の向上を目指し、がん診療連携拠点病院の医師、看護師、薬剤師、がん化学療法チーム、緩和ケアチーム、相談支援センター相談員、院内がん登録実務者等を対象に、42種類の専門研修を実施し、合計6,081名の医療従事者等が研修を受講した。

全国の臨床研究者等を育成するため、ICRwebを運営

臨床研究教育e-learningサイトICRwebの運営を継続し、個人情報保護法改正に伴って改正された研究倫理指針に対応するページをタイムリーに作成するとともに、19の新規講義を配信した。平成28年度は16,500人の年間新規登録があり、累計65,000人以上の登録者に教育を提供し、8,000人以上(累計37,000人以上)に修了証を発行した。

(参考)ICRwebは、実際に臨床研究を実施する医学研究者だけでなく、それを支援するCRC(臨床研究コーディネーター)をはじめとする臨床研究専門職の方々、倫理審査委員会の委員や倫理審査委員会事務局、研究の事務的なお手伝いをする方々すべてを対象に、臨床研究に必要な知識を提供するe-learningサイト。基礎研究者、疫学者、統計学者、臨床研究のことをもっと勉強したい一般の方々も、対象としている。

  • 参考1
  • 参考2
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