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がんRNA研究ユニット

研究室の紹介

我々の研究室では、「がんのRNA異常」を中心テーマとして研究を進めています。最近、様々ながんにおいてRNAスプライシング因子に遺伝子変異が見つかり、スプライシング変異を持つがんの頻度は、病気や病型によっては80%にも上ることがわかりました。一方で、スプライシング変異による発がん機序はほとんど解明されておらず、またスプライシング変異を標的とした治療法開発も始まったばかりです。我々はスプライシング解析を通して急性骨髄性白血病でスプライシング異常とDNAメチル化亢進が協調して病態を悪化させること(Yoshimi A, et al. Nature 2019)、また多数例の全がん解析により、慢性リンパ性白血病でSF3B1変異がMYC/BCL2を活性化させること(Liu Z*, Yoshimi A*,#, et al. Cancer Discov. 2020)を明らかにしました。さらに、慢性骨髄単球性白血病やその他の白血病の患者由来細胞を用いた異種移植モデルを樹立することにより、スプライシング阻害剤の開発に携わってきました(Seiler M*, Yoshimi A*, et al. Nat Med 2018; Yoshimi A, et al. Blood 2017)。スプライシング異常を中心とした「がんのRNA異常」分野の研究はまだ始まったばかりで、創薬標的やバイオマーカーの探索、発がん機序の解明など、取り組むべき課題は山積しています。我々の研究室では、スプライシング解析や分子生物学的手法、動物モデル、臨床と連携した研究・前臨床試験などを駆使して、RNA異常を持つがん患者さんに、より優しい検査・優れた治療法をお届けするべく、研究に取り組んでいます。

当分野の研究プロジェクトに興味をお持ちの方へ

がんRNA研究ユニットは、2020年7月に吉見が留学先から帰国して立ち上げた新しい研究ユニットで、RNA異常を持つ様々ながんを対象に研究を行っています。分子生物学・動物モデルを用いた基礎研究をしたい方や、スプライシング異常の解析に興味のある方、より臨床に近い視点から治療法開発に取り組みたい方など、幅広く人材を募集しています。特に、研究員として当分野の研究に取り組んでみたいポスドク・大学院生・大学生の方や技術補佐員を募集しています。連携大学院で医学博士の学位を取得することも可能です。将来的に海外留学を考えている方も歓迎いたします。見学や相談は随時受け付けておりますので、お気軽に吉見(ayoshimi●ncc.go.jp(●を@に変更して下さい))までご連絡ください。