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がんRNA研究分野
- 2023年3月18日
- 吉見昭秀さんがSAMURAI研究会で招待講演をしました。(外部サイトにリンクします)
- 2023年3月17日
- 吉見昭秀さんが第47回セルセラピーセミナーで招待講演をしました。
- 2023年3月13日
- 山内浩文さんが双葉電子記念財団博士後期課程奨学生に内定しました!
- 2023年3月10日
- 吉見昭秀さんが第70回よこはまNMR研究会ワークショップで招待講演をしました。
- 2023年3月4日
- 吉見昭秀さんが超異分野学会東京大会2023で基調講演をしました。(外部サイトにリンクします)
- 2023年3月4日
- 吉見昭秀さんがリバネス研究アワード2023 先端科学研究部門を受賞しました。
- 2023年3月3日
- AMED 「創薬基盤推進研究事業」に課題「最適化DDS搭載がん核酸医薬療法の前臨床試験と薬物動態解析」が採択されました(研究代表者 吉見昭秀)。(外部サイトにリンクします)
- 2023年3月1日
- 西野貴大さん、網代将彦さん、吉見昭秀さんが執筆した「遺伝子発現機構から考える遺伝子コントロール:スプライシング異常による発がん機構の解明」(mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用。技術情報協会 2188. p311-327. 2023)が出版されました。(外部サイトにリンクします)
- 2023年2月23日
- 吉見昭秀さんがJapan-US Hematology Meetingで招待講演をしました。
- 2023年2月15日
- 吉見昭秀さんがJBA奨励賞受賞者特別企画で招待講演をしました。

研究室の紹介
我々の研究室では、「がんのRNA異常」を中心テーマとして研究を進めています。
最近、様々ながんにおいてRNAスプライシング因子に遺伝子変異が見つかり、スプライシング変異を持つがんの頻度は、病気や病型によっては80%にも上ることがわかりました。
一方で、スプライシング変異による発がん機序はほとんど解明されておらず、またスプライシング変異を標的とした治療法開発も始まったばかりで、取り組むべき課題は山積しています。
我々の研究室では、スプライシング解析や分子生物学的手法、動物モデル、臨床と連携した研究・前臨床試験などを駆使して、RNA異常を持つがん患者さんに、より優しい検査・優れた治療法をお届けするべく、研究に取り組んでいます。
また、Translational Researchや大規模コホートのMulti-Omics解析、国立がん研究センターバイオバンクの患者検体(>48万件)を使った各種スクリーニングやPDXモデル(樹立~Pre-clinical study)、国立がん研究センター中央病院で実施中の臨床試験の附随研究など、がんに関わる様々な研究に取り組んでいます。
研究実績
- 23万件のRNA-seq解析からSplicing-associated variantsを検出(Shiraishi Y, et al. Nature Communications 2022)。
- 白血病でスプライシング異常とDNAメチル化亢進が協調して病態を悪化させることを発見(Yoshimi A, et al. Nature 2019)。
- 全がん解析により、慢性リンパ性白血病でSF3B1変異がMYC/BCL2を活性化させることを報告(Liu Z*, Yoshimi A*,#, et al. Cancer Discovery 2020)。
- ALK受容体の構造をベルギーゲント大学のチームと解明(De Munck S et al. Nature 2021)。
- 新規臨床グレードスプライシング阻害剤を開発(Seiler M*, Yoshimi A*, et al. Nature Medicine 2018)。
- 世界初の慢性骨髄単球性白血病PDXモデルを開発(Yoshimi A, et al. Blood 2017)。
<研究者募集中!!> 当分野の研究プロジェクトに興味をお持ちの方へ
がんRNA研究分野では、RNA異常を持つ様々ながんを対象に研究を行っています。
下記のような方(ポスドクの方、大学院進学を考えている方)を常時募集しています。
< 募集中!! >
- RNAスプライシングに興味のある方。
- 新しい解析技術に取り組んでみたい方。
- 海外の研究室と共同研究してみたい方。
- より臨床に近い視点から治療法開発に取り組みたい方。
- 将来的に海外留学を考えている方。
連携大学院制度・任意研修制度を使って学位を取得することが可能です。
将来的に海外留学を考えている方も歓迎します
見学や相談は随時受け付けておりますので、お気軽に吉見昭秀(ayoshimi●ncc.go.jp(●を@に変更してください)までご連絡ください。
下記の講演なども予定していますので、ぜひお声がけください。
講演予定
2023年
02月15日 JBA奨励賞受賞者特別企画(吉見昭秀・Online)[invited]
02月23日 Japan-US Hematology Meeting(吉見昭秀・Hawaii)[invited]
03月04日 超異分野学会 基調講演(吉見昭秀・東京)[invited]
03月10日 横浜NMR研究会 第70回ワークショップ(吉見昭秀・Online)[invited]
03月17日 第47回セルセラピーセミナー(吉見昭秀・群馬)[invited]
03月18日 SAMURAI研究会(吉見昭秀・東京)[invited]
04月14日 第58回日本臨床分子医学会学術集会(吉見昭秀・東京)[invited]
05月17日 熊本大学 医学・生命科学セミナー(吉見昭秀・熊本)[invited]
05月25日 名古屋大学 キャンサー・サイエンス(吉見昭秀・名古屋)[invited]
06月28-30日 JCA-AACR Precision Cancer Medicine International Conference(吉見昭秀・京都)[invited]
09月01日「がんエピゲノム」シンポジウム(吉見昭秀・東京)[invited]
09月21-23日 第82回日本癌学会学術集会(吉見昭秀・横浜)[invited]
10月19-21日 第61回日本癌治療学会学術集会(吉見昭秀・横浜)[invited]
取材・報道関係
- 2022年09月 プレスリリース「大規模公共トランスクリプトームデータを活用した疾患関連変異の新規スクリーニング手法の開発」
- 2022年08月 リリース「吉見昭秀 国立がん研究センター独立ユニット長が米国血液学会「ASH Global Research Award 2022」を受賞」
- 2022年08月 化血研「ミススプライシング産物の時空間的運命の決定と白血病新規治療標的の同定」
- 2022年05月 日経バイオテク「国がん吉見氏、創薬応用も視野にがんのスプライシング異常を研究中」
- 2021年10月 プレスリリース「がん細胞の増殖に重要な役割を果たすALK受容体の構造を解明」
- 2020年06月 Hematopaseo 「気鋭の群像:スプライシング異常による発がん機構の解明へ(後編)」
- 2020年05月 Hematopaseo 「気鋭の群像:スプライシング異常による発がん機構の解明へ(前編)」