日本・英国の小児がん研究連携を推進 -日英共同シンポジウム
参加者が国立がん研究センターを訪問
日本医療研究開発機構(AMED)と英国国立保健医療研究所(NIHR:National Institute for Health and Care Research)は、小児および若年者を対象とするがん研究の国際連携をさらに深化させるべく、2月23日に共同シンポジウム『Japan-UK Symposium on children and young people's cancer in Tokyo』を開催、その関連プログラムとして、翌24日にシンポジウムの参加者が国立がん研究センター(NCCJ)を訪問しました。
午前中は、脳腫瘍、リンパ腫、血液腫瘍、遺伝性腫瘍、看護・サポートケア、臨床薬理をテーマとした分科会が開かれ、両国の専門家が課題や今後の研究の方向性について活発に意見を交わしました。
続く講演セッションでは、国立成育医療研究センター 小児がんセンター 血腫瘍科 富澤大輔診療部長による開会挨拶のあと、日本小児がん研究グループ(JCCG)の康勝好理事長が日本における共同臨床研究の取り組みを紹介しました。また、国立がん研究センター中央病院 小児腫瘍科 荒川歩科長からは、臨床試験の現状や国際連携の展望について解説がありました。
午後には、英国からの参加者が国立がん研究センター研究所(NCCRI)の研究室を見学、その後、NCCRI 都賀稚香副所長、がんゲノム情報管理センター(C-CAT)河野隆志センター長、NCCRI バイオバンク 谷田部恭部門長、NCCRI 臨床ゲノム解析部門 白石晃也部門長による各部門の紹介が続きました。ここでは、C-CAT、バイオバンク、臨床ゲノム解析をはじめとするNCCRIにおける精密医療の基盤整備について説明が行われました。
最後に設けられた質疑応答では、日英の協力関係をさらに強化し、小児・若年者のがん克服に向けた研究を前進させていく重要性を改めて共有して、訪問を締めくくりました。
