マサチューセッツ工科大学コッホ研究所と国立がん研究センター研究所が戦略的連携に関する覚書を締結
2026年6月1日
マサチューセッツ工科大学(MIT)のコッホ統合がん研究所(Koch Institute for Integrative Cancer Research 以下、MITコッホ研究所)と、国立がん研究センター研究所(以下、NCC研究所)は、このたび、がん研究分野における戦略的連携に関する覚書(MoU)を締結しました。
本連携では、両機関が有する高度な研究力を結集し、がん分野における重要課題の解決と融合科学(コンバージェンスサイエンス)の推進を目指します。特に、がん免疫学や基礎・疫学研究に加え、予防、診断、検診、治療、がん対策、サバイバーシップといった幅広い領域において協力を進めるとともに、知識共有と相互理解の促進を図るため、共同で国際会議やシンポジウム、学術会議を開催し、研究者・教職員間の交流を実施します。
本パートナーシップは、がん研究における喫緊の課題を解決するために国際連携体制の構築を目指す、両機関の戦略的なコミットメントを体現する重要な一歩となります。
関係者のコメント
MITコッホ研究所 副所長(生物学准教授)Stephani Spranger氏
「NCC研究所の研究者の皆様とともに、がん研究における融合科学のビジョンを前進させられることを大変嬉しく思います。本連携は、世界トップレベルの研究機関が大陸を越えて協働し、補完的な専門性、多様な視点、最先端の研究基盤を結集することにより、単独では解決できないがんの課題に挑むことができます。本協働を通じて、がん患者の転帰改善につながる発見を加速し、世界のがん研究の未来を切り拓いていくことを期待しています。」
NCC研究所 腫瘍免疫研究分野長 西川博嘉 氏
「MITコッホ研究所と連携し、がん研究の将来に向けた共通のビジョンを推進できることを大変嬉しく思います。分野を超えた連携を促進し、多様な専門性を融合することで、新たながん研究の可能性を創出し、世界中のがん患者さんの治療および予後改善に貢献していきます。」

左:NCC研究所 西川博嘉氏(左)とMITコッホ研究所 Stephani Spranger氏(右)
(2025年11月 開催 第53回高松宮妃癌研究基金国際シンポジウム「進化するがん免疫」にて)
中央:NCC研究所(東京、築地キャンパス)
右:MITコッホ研究所(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)
