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ロボット支援手術(ヒノトリ)について

国産手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ) サージカルロボットシステム」

ヒノトリは、川崎重工業株式会社とシスメックス株式会社の共同出資により設立された株式会社メディカロイドが開発した、日本初の実用型手術支援ロボットです。2020年に製造販売承認を取得し、本邦で急速に普及し始めております。ヒノトリの名称は、医師でもあった漫画家・手塚治虫氏の代表作「火の鳥」にちなんで つけられました。仕様は、既に世界的に普及し、当院でも2014年より稼働しているとダ・ヴィンチほぼ同様で、外科医専用の操縦席であるサージョンコックピットから、オペレーションユニットを通して体外から手術を精密にコントロールします。

サージョンコックピット オペレーションユニット モニタカート

ヒノトリの主な特徴は以下の通りです:

  • 人の腕に近い8軸構造のコンパクトなロボットアーム
  • 執刀医の負担を軽減する人間工学に基づいたサージョンコックピット
  • 本邦で開発された機種であるため、現場の要求に応じた迅速な対応が可能

導入の目的

当科では既にダ・ヴィンチを用いたロボット支援手術を多数実施しておりますが、さらなる手術体制の充実と患者さまへの治療機会の拡大を目指し、ヒノトリを導入することといたしました。泌尿器科領域では、ダ・ヴィンチで適応となる手術は、すべてヒノトリでも適応となります。手術の質はほぼ同等と考えておりますが、充分に安全を担保しながら、着実に実施していきたいと考えております。

更新日:2025年8月25日