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国立がん研究センター 東病院

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教育体制

質の高い看護の実践者へ

当院では、全ての看護師が『より質の高い看護を実践』するために、個々が目標を持ち成長できる教育プログラムを用意しています。看護師として基本的な事項から、実践、そして、がん専門病院の看護師として、スペシャリストへの成長までしっかりとサポートしています。さらにステップアップを実現するため『パワーアップコース』、『がん専門コース』等の教育制度も用意しています。また、専門看護師・認定看護師を目指す方のための支援制度も充実しています。

教育制度

教育目的

看護部の理念に基づき、高度専門医療における役割を自覚し、質の高い看護を実践できる看護師を育成する

教育目標

  1. 看護師として責務を自覚し、自律することができる能力を育成する
  2. チーム医療を担う一員として役割を果たす
  3. 患者・家族の権利を尊重し、倫理的配慮をした看護実践ができる態度を育成する
  4. 質の高い看護実践モデルとなり、がん看護の専門性を高め、情報発信できる能力を身につける

教育プログラム

多角的な研修と安心の新人教育支援体制

新人教育支援体制

看護師として一人前になるための能力を身につけつつ、がん看護の専門教育を受けることができるのが、当院の教育プログラムの特徴です。多角的な研修により知識や技術を磨きながら、実際のがん患者さんへのケアを通して、段階的に自分の看護実践力にしていくことができます。 また病棟では、看護師長、教育担当副看護師長、教育担当者をはじめ、病棟スタッフ全員が役割を担い、新人看護師を育てています。

中央病院・東病院 共通プログラム

プログラム図

教育図

教育図0731

〔教育図〕の説明

1.湧き出る泉

  • 泉が湧き出る山は東病院を示す。
  • 泉は看護の世界に踏み出した新人看護師である。

2.川の流れと海

  • 川は小さな支流が流れ込み、大きな川となるように、教育や支援が注がれることによって看護師が成長することをイメージしている。
  • 曲がりくねり、滝があったり、看護師も成長するまでに紆余曲折を乗り越えてしなやかに成長していく過程を示している。
  • 海は泉から湧き出した水(ささやかな気づきや芽生える意欲)が流れ流れて山の養分をたくわえ、様々な支流からの栄養(叡智)を吸収して
  • 大海(世界)につながること即ち、ひとりの看護師が成長して世界につながることをイメージしている。

3.海から上がる蒸気・雲・山に降り注ぐ雨

  • 成長した看護師が持つ熟達した知識や技術、看護観などが集まって教育・支援として野山に降り注ぐ。
  • 成長した看護師が後輩の看護師を育てていく源となる。
  • 海から蒸気、雲、雨に至る水の循環は、個人の学びのみならず、看護師全体の成長に寄与し、循環しながらお互いに学びあう環境を意味している。

4.支流の川

  • 降り注がれた雨や、山々から流れる川が一人の看護師の成長を助け、本流を大きくしていく。
  • 支流の川は看護部の教育プログラムされた教育コースのみならず、病院全体・看護協会・大学院・学会等の教育・研修も含まれる。

5.富士山

  • がん看護の源であり、日本一のがん看護スペシャリストたちからのありとあらゆる教育や支援を受けられ、自らもスペシャリストの道を上り始めるきっかけとなる。

6.森と土壌整備

  • 森や土壌(確かな知識や技術、倫理、管理)がしっかりしているからこそ、川は洪水にならず、トラブルなく海にたどり着く。
  • 森や土壌は、一人の看護師を取り巻く環境で、他の看護師や他職種など一人の看護師を支える人たちを示す。

7.太陽

  • 太陽は東病院の教育的支援を示し、「すべてを暖かく包み込む雰囲気」つまり、あらゆる機会を「学びの場」とし、しなやかな思考と行動のもとに「学んで輝き、生き生きと動く」を信条にしている当院の目指すべき看護「安らぎのある看護」を提供するための支援である。
  • この支援は患者・家族のみならず、看護を提供している一人ひとりの看護師を暖かく包み込み、支援していく看護部の姿勢でもある。

8.鮭

  • 鮭は卵から成長して、海に出ても、また生まれた川に戻っていく。成熟した鮭(看護師)が世界に旅立っていったとしても安心して戻れる東病院でありたい。

9.虹

  • 患者さんから頂く言葉であって、看護師がリフレクションするたびに成長を助け、促し、看護の楽しさや面白さ、奥深さに気づかせるものである。

教育システム概略図

看護基礎教育

『安らぎのある看護』とは、がんと告知された患者・家族が自らの意思で治療・ケアを選択して、療養生活が送れるように、優れた専門知識・技術で苦痛を緩和し、揺れ動く心に寄り添う看護のことです。

『学んで輝き生き生きと動く』とは、あらゆる機会を「学びの場」とし、しなやかな思考と行動のもとに語り合うことで看護の意味を見出し、物事をポジティブにとらえ、自分たちの行っている看護を認めつつ動くことです。

教育システム

患者さんやご家族が自らの意思で治療やケアを選択し療養生活が送れるよう、優れた専門知識・技術で苦痛を緩和し心に寄り添う、『安らぎのある看護』。この安らぎのある看護を提供するため、看護技術はもちろんのこと、医療チームの一員としてコミュニケーションスキルを高め、常に患者中心の看護を実践しています。採用から1年間の『新人教育』では、事例検討を基に『安らぎのある看護』を学び、看護実践、質の向上など段階を踏んで学んでいける教育システムです。さらに体系的に学べ、自己の目標を見いだせる看護教育を目指しサポートしています。また、3ヶ月の短期チューターシップも採用しスペシャリストへの成長をサポートします。

コース

パワーアップコース

ワンランク上の看護師になるために、教育的支援の観点を学んだり、自分の目指す看護実現のために実践的な研修を行います。

ラーニングサポート
-教育的支援のあり方、方法を学ぶ-

人を教え、育てていく過程を学び実践することで、新人看護師とともに成長し共に自己の目標に向かって進んでいく力を付けていきます。

ベストプラクティス研修
-看護サービスの充実を図る問題解決能力を身につける-

病棟で困っていることや業務が機能していないことなど、問題解決技法を用いて方策を立てていきます。皆と共に対策にあたり、時には病院全体の改革にあたり、ベストな状態を生み出します。

ナーシングマネジメント

所属部署において病院組織を視野に入れ、他職種を活用しながらリーダーシップを図るための知識・技術を身につけます。

コミュニケーションスキル
-傾聴・共感的理解・承認を学ぶ-

何気なく関わってきたことをスキルと結びつけ、意図的に対応できるようになります。患者さんの感情の動きを見据え、より安心して看護を受けていただける方法を学びます。

がん専門コース

がん看護の発展のために、がん看護の専門性を追求することを目的としています。『基礎編』と『応用編』に分けており、『基礎編』では「がん性疼痛看護」「がん化学療法看護」「生活支援」「スキンケア」「ストーマケア」を学び、ここでは経験年数を問わず、受講できます。『応用編』は「症状緩和」「がん化学療法看護」をより深く学び、複雑な事例を検討しながらがん看護を極めます。