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国際多施設との共同研究を開始

AI×自動マンモグラフィ診断に関する
国際多施設との共同研究を開始

2022年6月28日

国立がん研究センター東病院は、国立シンガポール大学およびファソムエックス社と「人工知能による自動マンモグラフィ診断の異なる集団間における不一致に」に関する共同研究を開始しました。

背景

近年、人工知能による画像認識技術は画期的に進歩し、医療画像研究への応用が急速に進んでおります。マンモグラフィにおいては特徴を人工知能が学習することにより、人間では判断がつきにくい画像の特徴に対して、人工知能による支援を期待することが可能です。

しかし、これまでの研究は主に欧米人女性のマンモグラフィを対象に行われており、アジア人女性においても人工知能によるマンモグラフィ診断が有効であるかは不明でした。また、Digital Database for Screening Mammography(DDSM)、INBreastなどの公共データを用いている研究も多く、画像データや画像診断の質がどの程度確保されているか不明瞭であり、人工知能によるマンモグラフィ診断が読影医の補助として利用されるためには、複数の人種のデータ用いた学習をすることでモデルの精度を上げることは必要不可欠となります。

研究概要

本研究の共同研究機関である国立シンガポール大学およびファソムエックス社(シンガポール)では今までに乳腺疾患に対して、人工知能による乳腺X線画像(マンモグラフィ)診断の研究を行ってきました。

本研究では研究グループが独自に開発・提供する人工知能にアジア・オーストラリア地域の女性マンモグラフィの画像情報を学習させることにより、アジア・オーストラリア地域の女性の役に立つ新しい医療機器を開発することを目的としています。

当センターをはじめ、アジア・オーストラリア地域の各医療機関において診療の過程で撮影されたマンモグラフィ画像と腫瘤などの臨床情報を、共同研究機関である国立シンガポール大学およびファソムエックス社に集積し、人工知能による自動マンモグラフィ診断の異なる集団間における不一致について調査します。

本研究に関するお問い合わせ先

国立がん研究センター東病院 乳腺外科
〒277-8577 千葉県柏市柏の葉6-5-1
電話番号:04-7133-1111 (代表)

研究責任者:大西 達也
研究担当者:山内 稚佐子

更新日:2022年6月28日