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実績について
2024年度に行われた手術総数は711件、そのうち原発性大腸がんに対する根治切除件数は435件です。診療と実績についてで述べた特徴もあり、東病院大腸外科では直腸がんの患者さんの比率が高くなっています。
直腸がんに対する肛門温存手術を日本でいち早く取り入れ発展させてきたことにより、機能温存治療を求めて来院する患者さんは年々増加傾向にあります。2017年には新しい手術棟(NEXT棟)が開設したのに加え、「TaTME手術」といった最新の手術方法によって直腸がんの手術時間が短縮したことで、手術件数が増加の一途であるにもかかわらず、初診から手術を受けるまでの手術待機時間は約半分と短縮しました。「手術待機期間にがんが進行してしまうのではないか」という患者さんの心配に対応できるよう、今後も努めてまいります。
(表1)2024年度(2024年4月から2025年3月)の手術実績
総数 | 腹腔鏡手術 | 開腹手術 | その他 (局所切除含む) |
|
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結腸がん | 193 | 176(5) | 17 | - |
直腸がん | 242 | 238(60) | 2 | 2 |
再発がん | 25 | 12 | 12 | 1 |
その他 | 251 | 70 | 174 | 7 |
計 | 711 | 496 | 205 | 10 |
注:「腹腔鏡手術」の「結腸がん」及び「直腸がん」のカッコ内は、ロボット支援下手術(ANSUR、ダ・ヴィンチ)の合計件数です。
注:「その他」の項目は、人工肛門閉鎖手術(124件)のほか、がん以外の疾患に対する大腸切除術や、腸閉塞・腹膜炎に対する緊急手術などが含まれます。