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国立がん研究センター 東病院

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診療について

病理・臨床検査科が行う診療業務として、病理組織診断と細胞診断があります。病理組織診断では、内視鏡や手術により患者さんから採取された検体について病理組織標本を作製し、顕微鏡で病変の組織や細胞を直接観察することで、良悪性などの診断を行っています。細胞診断では、胸水や腹水、尿中に存在する細胞や、病変に直接針を刺して採取した細胞を顕微鏡で観察し、診断を行います。

当科では、1年間にこうした生検・手術検体に対する病理組織診断を約16,000件、細胞診断を約4,500件(いずれも2018年度実績)行っています。特に頭頸部や呼吸器、消化管腫瘍については国内有数の症例数があり、診断にあたっては従来の組織形態所見は勿論、免疫染色や遺伝子検査を積極的に行い、総合的な診断を行っています。また、当院の特色として国内一の実績を持つ未承認薬の医師主導治験があり、病理医として新たな分子標的治療薬や今後期待される免疫療法の適応・効果判定に関連した診断法の開発、診断基準の設定にもかかわっています。

このほか、当科が行う診療として病理解剖があります。これは最先端の医療もおよばず亡くなられた患者さんについて、ご家族の承諾のもとご遺体を解剖させていただき、死因や治療に対する効果、或いは生前の診断がなどを判断するものです。病理解剖による評価は患者さん本人の最終診断となるのみならず、今後の癌診療レベルの向上に重要なものです。

表1 診療科別病理組織診断件数(2018年度)
診療科生検標本手術標本細胞診剖検
血液腫瘍科 398 1 80 1
呼吸器内科 789 0 777 1
消化管内科 192 0 88 1
肝胆膵内科 708 0 714 1
乳腺腫瘍内科 261 2 108 0
消化管内視鏡科 7,514 0 18 0
呼吸器外科 696 617 617 1
食道外科 20 203 13 0
胃外科 120 274 147 0
大腸外科 133 537 31 0
肝胆膵外科 150 282 110 0
乳腺外科 792 372 124 0
小児腫瘍科 1 0 1 0
整形外科 9 0 2 0
皮膚科 24 0 0 0
泌尿器科 418 226 924 0
婦人科 121 90 349 0
形成外科 2 0 0 0
頭頚部外科 599 400 354 0
頭頚部内科 54 0 15 0
放射線治療科 154 0 2 0
その他 42 0 6 0
合計(件) 13,197 3,004 4,480 5