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薬剤部長挨拶

ご挨拶
国立がん研究センター東病院薬剤部では、世界水準を確保した、がん治療を行う専門医療機関として、科学的根拠に基づき、患者さんとって最も適切で、安全、安心な薬物治療を提供すること、適正な薬剤管理を行うことにより、多職種とともに、恒常的に治療の質の向上を目指しています。また薬剤部においては、(1)部員がやりがいを感じて生き生きと働き、薬学の専門知識を基に患者さんにとって最善ながん薬物療養の実践に貢献すること、(2)臨床研究のスキルを身につけ、臨床上の薬学的疑問を薬剤師自らが主体的に解決に導けるようにすること、(3)がん医療の発展において中心的な役割を担う世界レベルの視野を持つ薬剤師を育成することを基本方針に掲げています。
このような方針等を踏まえ当院の薬剤師には、診療面においては、患者さんの目線に立って、一人ひとりの患者さんの治療の支えになること、研究面においては、現行の治療薬や治療法に満足せず、新たな治療薬の開発や、最善の治療法の確立に向け、薬学的見地から積極的に関与していくこと、教育面においては、がん治療の専門的知識、経験を有する、国際的にトップクラスの薬剤師を育成し、多職種とともに、当院における質の高いがん薬物療法に寄与すること。またわが国におけるがん医療の均てん化に加え、将来のがん医療をリードする薬剤師レジデントの育成を目指したいと考えています。
最後になりますが、これからも、がん治療の最前線で患者さんの健康を支える重要な役割を担っていることを強く意識し、現状に甘んじることなく、(1)高度ながん薬物療法の提供、(2)チーム医療の推進、(3)治験・研究の推進、(4)地域医療との連携、(5)薬剤師の育成に努めてまいります。よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月
国立がん研究センター東病院
薬剤部長 近藤 直樹