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国立がん研究センター 東病院

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子宮頸がんの治療について

子宮頸がんとは

子宮の入り口である子宮頸部から発生するがんです。そのほとんどはヒトパピローマウイルスという性交渉で移るウイルスの持続感染によるものです。そのためがんの中では珍しく30~40歳代の若い患者が多く、高齢の患者は少ないという特徴があります。特に出産回数の多い方、喫煙歴のある方に多いことが分かっています。

初期には自覚症状が全くないため、子宮頸がんの検診を受けることが早期発見には非常に重要です。腫瘍が大きくなってくると、帯下の増加、不正出血といった自覚症状が現れます。性交後に出血がある、生理と生理の間に出血がある、生理がなくなったのに出血があるという場合には産婦人科を受診するようにして下さい。

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出典:公益社団法人日本産科婦人科学会ホームページ

病期(ステージ)について

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出典:国立がん研究センター がん情報サービス

病期(ステージ)ごとの治療法

I~IIA期

国立がん研究センター東病院 婦人科ではIIA期の一部までの子宮頸がんに対して手術を行っています。

海外で行われた臨床試験で、子宮頸がんに対する縮小手術(ロボット手術や腹腔鏡手術)は開腹手術に比べて再発率、死亡率ともに高いという結果が発表されています。そのため、当院では子宮頸がんに対する手術は全て「開腹手術」で行っています。

広汎(こうはん)子宮全摘術では、できる限り自律神経を温存し、術後に排尿障害が起こらないよう、また起きてしまった場合も早期に改善するよう努めています。

注)ただし腫瘍が大きい場合やリンパ節転移がある場合は、手術の適応外になることがあります。

IIB~IVA期

進行した子宮頸がんに対してはCCRT(concurrent chemoradiotherapy:放射線治療と抗がん剤治療を同時に行う治療)を軸として治療を行っています。CCRTでは築地にある国立がん研究センター中央病院 放射線治療科と連携して、腟からの放射線照射(腔内照射)も含めた根治的な治療を行っています。

IVB期

原則的には抗がん剤による化学療法を行います。