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国立がん研究センター

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西川博嘉 国立がん研究センター分野長が「令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)」を受賞

2022年4月12日
in English

Dr. Nishikawa image

西川博嘉 国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野、先端医療開発センター 免疫TR分野 分野長(名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授併任)が、「科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)」を2022年4月8日に受賞しました。

同賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を表彰するもので、西川は「免疫ゲノム解析によるヒトがんの免疫抑制機構に関する研究」の業績について評価されました。

西川 博嘉(にしかわ ひろよし)

研究成果

これまで西川は、CD4+制御性T細胞をはじめとした免疫抑制ネットワークが抗腫瘍免疫応答を抑制する機構の解明に取り組むとともに、それを克服する治療法の開発を進めてきました。特に抗腫瘍免疫応答に重要なエフェクターT細胞が制御性T細胞による免疫抑制により免疫寛容に陥る機構が抗原の性質の違い(自己vs 非自己)により異なることを明らかにしました。これらの知見は、がん免疫のみならず、自己免疫、アレルギー、感染症、移植などの様々な免疫応答の理解にも極めて重要と考えられます。さらに近年は、がん細胞のゲノム異常が免疫応答に影響を与え、腫瘍微小環境に免疫抑制ネットワークを構築するという発がん過程の全く新しい概念を提唱し、免疫ゲノムプレシジョン医療の実現に取り組んでいます。

略歴

1995年                三重大学医学部医学科卒業
1995年                三重大学医学附属病院 研修医
1995年-1997年     松阪中央総合病院 研修医
1997年-1998年     鈴鹿中央総合病院 内科医員
1998年-2002年     三重大学大学院医学研究科内科学専攻
2002年                 学位 博士(医学)
2002年-2003年     三重大学医学部附属病院 内科医員
2003年-2006年   Memorial Sloan Kettering Cancer Center リサーチフェロー
2006年-2010年     三重大学大学院医学系研究科 病態解明医学講座 講師
2010年-2015年     大阪大学免疫学フロンティア研究センター 実験免疫学 特任准教授
2012年-2015年     Department of Oncology, Roswell Park Cancer Institute,
                           Adjunct Associate Professor
2015年-現在          国立がん研究センター 
                           先端医療開発センター 免疫トランスレーショナルリサーチ分野 分野長、
                           研究所 腫瘍免疫研究分野 分野長
2016年-現在         名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学教授