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国立がん研究センター 東病院

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研究について

当科では、他施設の研究者と共同して種々の臨床試験、新たな治療・診断法の開発に取り組んでおります。

最新の研究としては、日本臨床腫瘍研究グループJCOG主導の、低リスクの非浸潤性乳管癌に対して手術を行わずにホルモン療法で治療する試験(JCOG1505)、HER2陽性乳癌に対して術前化学療法を行い臨床的に腫瘍が消失した場合に手術省略が可能かを評価する試験(JCOG1806)、乳癌の医療経済評価の基礎となるデータを試験(JCOG1709A)に参加しています。また、患者申出療養制度として「早期乳癌へのラジオ波焼灼療法の安全性と有効性の評価に関する多施設共同研究」にも参加しております。これは腫瘍径1.5センチメートル以下の乳癌を対象とし、腫瘍本体を切除しないでラジオ波焼灼療法で治療を行う新しい治療法です。 

その他今までに、センチネルリンパ節生検腋窩温存後の予後、後遺症の検討、センチネルリンパ節生検の適応拡大や術前内分泌療法の前向き試験、ラジオ波焼灼療法後切除試験、N-SAS BC試験、さらに数多くのJCOG試験に参加しております。

 また、当科の医師が主導して行った試験としては、以下のものがあります。

・「再発高リスク乳癌術後患者の標準的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第III相試験(INSPIRE)」(JCOG1204)

・「日本人乳癌患者を対象とし仮想 的市場評価法を用いて患者が考える「生命」や「健康」に対する金銭的価値を支払い意思額として検証する前向き観察研究」(JCOG1709A)

・「転移性HER2陽性乳癌に対するT-DM1後の次治療の臨床効果に関する多施設共同コホート研究」(WJOG12519B)

 

当科で現在行っている研究(2020年4月時点)

早期乳癌を対象とする臨床試験
試験番号 試験タイプ 試験名 試験内容 登録状態
JCOG1204 第III相 再発高リスク乳癌術後患者の標準的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第III相試験(INSPIRE) 再発リスクの高い乳癌術後の方を対象に、術後経過観察として、通常の検査のみの場合と、より多い画像検査を行う場合を比較する試験です 登録終了
JCOG1505 非ランダム化単群検証的試験 エストロゲン受容体陽性・低リスク非浸潤性乳管癌に対する非切除+内分泌療法の有用性に関する単群検証的試験(LORETTA) 低リスクの非浸潤性乳管癌に対して、手術を行わずにホルモン療法で治療する試験です 登録中
JCOG1806 第III相 薬物療法により臨床的完全奏効が得られたHR陰性HER2陽性原発乳癌に対する非切除療法の有用性に関する単群検証的試験(AMATERAS) HER2陽性乳癌に対して術前化学療法を行い、臨床的に腫瘍が消失した場合に手術省略が可能かを評価する試験です 登録中
JCOG1709A 観察研究 日本人乳癌患者を対象とし仮想的市場評価法を用いて患者が考える「生命」や「健康」に対する金銭的価値を支払い意思額として検証する前向き観察研究 乳癌の医療経済評価の基礎となるデータを作る研究です 適宜登録開始
NCCH1814 患者申出療養制度 早期乳癌へのラジオ波熱焼灼療法の安全性と有効性に
関する多施設共同研究(PO-RAFAELO)
1.5cm以下の乳癌に対して手術の代わりにラジオ波熱焼灼療法(RFA)を行います 登録中

試験団体 JCOG(外部サイトにリンクします)

転移再発乳癌を対象とする臨床試験
乳腺・腫瘍内科HP