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プールや公衆浴場について
ポイント
- がん治療中のプールや公衆浴場の利用はあらかじめ担当医に相談しましょう。
プールや温泉はレクリエーション以外にも痛みや疲労感などの症状緩和、リハビリテーションなどにも有効な施設です。しかし抗がん剤治療による白血球減少による感染しやすい状態の患者さんや、免疫抑制剤による治療中のがん患者さん、造血幹細胞移植後の患者さんがプールや温泉施設を利用する場合には感染症にかかってしまうリスクがあります。また、放射線治療中も塩素による皮膚刺激に注意が必要となります。このような患者さんは、利用前に担当医に相談しましょう。また、利用する際も、適切な管理が行われている施設を利用しましょう。

- 温泉や銭湯などの公衆浴場や24時間循環式風呂では肺炎の原因となるレジオネラ感染症や非結核性抗酸菌症などの感染症リスクがあります。もし自宅で24時間循環式風呂を使用する場合は取扱説明書に沿った厳格な管理が必要です。
- 手術創部や皮膚に傷がある場合は、傷口から菌が入り感染症を引き起こす可能性があるため、これらの施設は避けたほうが良いと考えられます。使用する必要がある場合には主治医に相談しましょう。












