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膵臓の病気と治療について

膵臓(すいぞう)はおなかの上の方、胃の後ろ側にある、長さ20センチメートルほどの左右に細長い臓器です。右側のふくらんだ部分は頭部といい、十二指腸に囲まれています。左側の幅が狭くなっている部分は尾部(びぶ)といい、脾臓(ひぞう)に接しています。膵臓の真ん中は体部といいます。膵臓の中は、膵管という細長い管が通っていて、これが網の目のように膵臓内の細胞へと分かれます。

膵臓の働きには、食べ物の中のタンパク質を溶かす「膵液」という消化液を作って膵管から十二指腸に出す「外分泌機能」と、血糖や消化液の量を調節するホルモン(インスリン、グルカゴン、ガストリンなど)を作って血液に出す「内分泌機能」があります。

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膵臓の腫瘍について

膵臓にできる腫瘍には、一般的に「膵がん」と呼ばれる悪性の腫瘍や、その他にもいろいろな種類の腫瘍がありますが、腫瘍の種類、状態や進行度などによって治療の方法が変わります。

膵がんに対しては、一般的には他の臓器に転移がない場合、また膵臓の近くの大事な血管に広がっていない場合、手術をお勧めします。膵臓の腫瘍の中には、必ずしも悪性とはいえないものもあり、その場合は定期的な検査を行って、腫瘍の状態が変化するようであれば手術をお勧めすることもあります。膵臓に腫瘍があると診断された場合は、専門病院での診察、精密検査と治療をお勧めします。

更新日:2020年9月14日