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生理検査室
更新日 : 2022年9月30日
生理検査室の業務
当生理検査室の要員は10名で、主な業務は、心電図検査、呼吸機能検査、超音波検査、脳波検査、聴力検査、治験業務です。治験に係わる検査の中で、眼科検査(視力検査、屈折検査、眼圧検査、視野検査)は外来で行っています。
生理検査室ではISO15189を活用し、新人教育を含めた要員の検査技術の向上と検査環境の整備に努め、質の高い検査室を目指しています。
主な業務
心電図検査
検査室を2部屋設置しており、約400件/週の検査を行っています。緊急異常値が確認された場合には、担当医師に報告すること、他のスタッフとの情報共有を怠らないよう協力することが重要です。
基礎知識を確実に習得するために、心電図検定などの試験に向けて日々勉強に励んでいます。
呼吸機能検査
心電図検査室の隣に設置しており、心電図担当者が検査を実施しています。検査数は約120件/週で、検査目的は、VC・FVC・FRC・DLCoの4種類を実施しています。患者様の協力と患者様の最大限を引き出す技師の努力が必要となります。
治験業務
- 治験心電図
当院では、治験に参加される患者様の心電図検査を実施しています。試験ごとに心電計が異なり、その管理や検査で使用する書類の管理などを行っています。主にルーチンの心電図検査と共に実施しており、生理検査室だけでなく、各病棟や通院治療センター、治験管理室内にある検査室に私たちが出向き実施することがあります。心電図の測定時間や許容範囲などは各試験によって様々です。試験担当CRCと協力しながら業務を行っています。 - 治験眼科検査
視力検査、屈折検査、眼圧検査を週1回約12件、眼科外来で実施しています。
超音波検査
- 腹部超音波検査
約90件/週の検査を行っています。技師間でのカンファレンスや医師・多職種とのカンファレンスを毎週実施しています。 - 乳腺超音波検査
約50件/週の検査を行っています。患者様の手術前マーキングの補助も行っています。生理検査室で医師・多職種とのカンファレンスを毎週実施しています。 - 下肢超音波検査
約20件/週の検査を行っています。深部静脈血栓の有無などの評価をしています。 - 心臓超音波検
治験の患者様の心機能評価と循環器内科を受診される患者を半日ずつ、約70件/週の検査を行っています。循環器医師が診察している隣で検査を実施しており、疑問な点があった場合、すぐに相談できる環境です。
- 脳波検査
- 聴力検査
注:脳波検査、聴力検査は医師からのオーダーがあり次第実施している。
キャリア育成
資格取得
- 超音波検査士 5名(消化器・体表・健診):3年
- 2級臨床検査士(循環生理) 1名