コンテンツにジャンプ

トップページ > レジデントプログラム > 1日体験プログラム > 緩和医療科

緩和医療科

レジデント1日体験プログラム 緩和医療科

集合写真

募集要項・研修概要・診療科紹介

研修内容や各研修プログラムコースの詳細は下記をご覧ください。
注:テキストまたは画像をクリックするとPDFが開きます。

  • 募集要項(緩和医療科概要)の画像
  • 募集要項(研修内容)の画像

東病院 緩和医療科のPRポイント

活動内容

当科の活動は、緩和ケア病棟、支持療法チーム、緩和医療科外来、に大別されます。

緩和ケア病棟

カンファレンスの様子

当院の緩和ケア病棟は、在宅療養を困難にする症状のコントロールを積極的に行い、在宅療養への移行を支援する、急性期型の緩和ケア病棟を目指しており、より多くの困っている患者さんが利用できるように心がけています。現在、平均在院日数は約14日で、1年間の入院患者数は500名前後となっています。

支持療法チーム

担当科との連携を大切にしながら、看護師、薬剤師とともに、精神腫瘍科や放射線治療科、放射線診断科、骨軟部腫瘍科(リハビリテーション)、歯科、栄養士、相談支援センター(メディカルソーシャルワーカー)など多職種で協働し、当院に入院中の患者さんおよびそのご家族に対して専門的な緩和ケアの提供を行っています。緩和医療科への依頼件数は、1年間で500例を超えており、様々なつらさへの対応が求められます。痛みの緩和が困難な症例では、必要に応じて緩和的放射線治療やCTガイド下内臓神経ブロックなどの方法も積極的に行っています。

緩和医療科外来

多くの患者さんが治療の時期を問わず、必要な時に専門的な緩和ケアを受けられるように、外来日を週5日に設定し、早期からの緩和ケアの実践を行っています。その結果、年間500名前後の新規患者さんが受診され、そのうち3-4割の患者さんは抗がん治療中またはサバイバーの方です。早期からの緩和ケアの研修は体制が整っているところでないと経験することができません。

研究

学会の様子

患者さんやご家族が安心して、いつでもどこにいても適切な緩和ケアを受けることを目標に、緩和ケア/支持療法に関する研究を行っています。

  • がん患者の倦怠感や悪液質、痛み、息苦しさなどの症状に関する研究
  • がん治療早期からの緩和ケア提供システムに関する研究
  • 地域緩和ケアシステムの構築に関する研究
  • 系統的な苦痛のスクリーニング手法確立のための研究
  • がん体験者(ピア)による支援の有効性に関する研究

また当科が独自に取り組んでいる研究の他にも、国内外で行われている多施設共同研究にも積極的に取り組んでいます。当センターは研究を学ぶ環境も整っており、希望がある場合には緩和ケア/支持療法に関する研究に取り組んでいただけます。


教育体制

緩和医療科は、「がんになっても安心して過ごせるまちづくり」を目標に、さまざまな視点から緩和ケアに取り組んでいます。緩和ケアに必要な幅広い知識と技術を得るために、当科でのローテーション研修は多岐にわたる選択肢から選ぶことが可能です。たとえば、当院と連携している在宅療養支援診療所における在宅医療の研修や、近隣の緩和ケア病棟での研修なども可能です。

また、当科は身体症状の緩和だけでなく、気持ちのつらさや精神症状の評価・対応を行えることにも重点を置いて教育・研修を行っており、精神腫瘍科での研修が可能です。さらに、がん治療を行う内科・外科をはじめ、放射線治療科放射線診断科(IVR)での研修や、国立がん研究センター中央病院での研修、研究部門での基礎研究を行うことも可能です。

メッセージ

本プログラムのほかにも、2022年6月10日(金曜日)に「2022年度 国立がん研究センター東病院・中央病院 緩和医療科・精神腫瘍科レジデント1日体験プログラム」を行いました。詳細はFacebookページにも掲載予定です。

1日体験プログラム情報

複数日程の体験

お勧めの曜日・プラン

体験プログラム1日のみの希望は火曜日、2日間を希望する場合は火・水または水・木をお勧めしています。

対応の難しい日

なし (お問い合わせください)

1週間のスケジュール

 
8:30          
9:00 病棟業務見学 症例検討会 支持療法チームカンファレンス 病棟業務見学または 支持療法チーム 回診 病棟業務見学
10:00 外来(再診)同席 病棟業務見学
13:00 病棟回診  
14:00 病棟カンファレンス 病棟カンファレンス 病棟カンファレンス 病棟カンファレンス 病棟カンファレンス
16:00 病棟業務見学
または
外来(新患)同席
支持療法チーム
回診または
外来(新患)同席
病棟業務見学
または
外来(新患)同席
支持療法チーム
回診または
外来(新患)同席
病棟業務見学
17:00       緩和医療科合同
カンファレンス
 
18:00 多施設緩和ケア
抄読会
19:00  

参加申込・お問い合わせ

参加申込はメールにて承ります。

各種参加申し込み

先輩レジデントからのメッセージ

silhouette01.jpg

原田 真梨子(レジデント2年目)

2022年4月から緩和医療科レジデントとして診療に携わらせていただいております。
当科では緩和ケア病棟、支持療法チーム、外来、希望があれば在宅まで、緩和ケアの様々な臨床を経験させていただくことができ、研究や学会発表の機会にも恵まれております。
当院へ入職するまではがん領域に専門的に関わったことはなく不安が非常に大きかったのですが、さまざまな臨床背景のあるスタッフの先生に相談を行うことができ、レジデント仲間、コメディカルの方々に囲まれ、充実した研修を行うことができております。また他施設との勉強会があり、当院以外での緩和ケア病棟の取り組みなどを知ることもできます。当院では緩和ケアについて網羅的に学ぶことができる貴重な環境が整っております。専門的な緩和ケアを一から学びたいと考えていらっしゃる先生はぜひ一度見学にいらしてください。

科長からのメッセージ

三浦智史

緩和医療科長 三浦 智史

当院の研修では、緩和ケア病棟、支持療法チーム、緩和医療科外来だけではなく、在宅緩和ケアやがん治療、新規治療開発なども学べる機会を提供しています。薬物療法だけではなく、対話や多職種のアプローチにより、患者さんやご家族を支援していく方法を幅広く学んでいきましょう。

更新日:2023年6月29日