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国立がん研究センター 東病院

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診療について

診療内容の紹介

緩和医療科では、患者さん及びご家族の生活の質の向上を目指し、緩和医療科外来・支持療法チーム・緩和ケア病棟の3つの緩和ケアサービスを提供しています。

外来

緩和医療科外来は多くの患者さんが利用しやすいように週5日開いております。全国的には週5日緩和医療科外来を開いている病院は、まだそれほど多くはありません。

外来では、抗がん治療の有無を問わず、つらい症状の緩和をめざして、薬や薬以外の方法で対応しています。早期からの緩和ケアに取り組んでおり、最近は抗がん治療を行いながら緩和医療科外来を受診される患者さんが約3割と増えています。

また、サポーティブケアセンター/がん相談支援センター(関連リンクをご覧ください)とも協力し、今後の療養の相談も行っています。


緩和医療科 外来初診の患者数の推移

緩和医療科 外来新患の患者数の推移


緩和医療科 外来初診データ (令和3年4月1日から令和4年3月31日)

  • 外来初診の患者数 402人
治療状況 人数 割合
今後抗がん治療を行わない予定 231人 57.50%
抗がん治療中 120人 29.90%
精査・今後も抗がん治療を行う経過観察中 47人 11.70%


支持療法チーム

支持療法チームは、一般病棟に入院中の患者さんに対するからだの症状の緩和を主に担当しています。主治医・精神腫瘍科医師・看護師・公認心理師・薬剤師・理学療法士・ソーシャルワーカー・管理栄養士などさまざまな職種と相談し、患者さんの症状や生活のしやすさについて評価し対応しています。退院後のご自宅での生活の質を高めるために、療養環境についてご相談いただくこともできます。

支持療法チームについてはこちらのページもご参照ください。


支持療法チーム(緩和) 新規紹介件数の推移

 新規紹介件数の推移グラフ

精神腫瘍科と合算すると年間1500件を超える依頼数となっています。


緩和ケア病棟

緩和ケア病棟では、抗がん治療を行わない患者さんに対して、3つの目的をもって診療にあたっています。

  • 1つ目の目的は、入院中のからだの状態で目標にできる程度まで症状を和らげることを目指すことです。
  • 2つ目の目的は、ご自宅で過ごしたい患者さんを積極的に支援するために、在宅療養支援診療所や訪問看護ステーションなどと連携し、ご自宅への退院の準備を行うことです。
  • 3つ目の目的は、入院や施設入所などにおける療養を希望される患者さんには、他院への転院や施設への入所などの準備を行い希望する療養環境を整えることです。

2021年は全入院患者の20%の患者さんがご自宅へ退院されました。在宅療養を続けることが難しくなった時には、緩和ケア病棟に再入院することも可能なようにバックアップ体制をとっています。 遠方の患者さんは、ご自宅の近くの病院で対応できるように紹介しています。 また、多くの患者さんに緩和ケア病棟を利用して頂くために、それぞれの患者さんの入院期間は平均14日程度と短くなっています。長期(1カ月以上)のご自宅以外での療養を希望される患者さんには、ご自宅の近くの病院や施設などを紹介しています。

緩和ケア病棟については、こちらのページもご参照ください。


緩和ケア病棟 入院患者数の推移

入院患者数の推移グラフ


緩和ケア病棟 入院患者データ(令和3年4月1日から令和4年3月31日)

  • 入院患者数 472人
  • 平均在院日数 14.4
入院経路 人数 割合
自宅からの入院 140人 29.70%
一般病床からの転棟 322人 68.20%
他院からの転院・その他 10人 2.1%



診療の概要

がん患者さんは病気の経過の中で、様々な症状やつらさなどを経験されますが、緩和医療科では、患者さんの状況に応じて様々な方法を用いながら、患者さんのつらさの軽減を目指します。

身体の症状に対して

  1. お薬の調整
  2. 病状の理解の整理や対応方法の練習
  3. 胸水や腹水の穿刺排液
  4. 緩和的放射線治療(放射線治療科と協力)
  5. CTガイド下内臓神経ブロックなどの処置(放射線診断科と協力)
  などを行っています。


気持ちのつらさに対して

  1. つらさの傾聴
  2. 病状の理解の整理や対応方法の練習
  3. お薬の調整
  4. 精神腫瘍科の介入(精神腫瘍科と協力)
  などを行っています。


今後の過ごし方の悩みに対して

  1. 現在の体調や今後想定される体調の変化などのお話を通じた病気の理解の整理
  2. 自宅で療養するための支援(サポーティブケアセンター/がん相談支援センターと協力)
  3. 当院や近隣の緩和ケア病棟や施設での療養の支援(サポーティブケアセンター/がん相談支援センターと協力)
  などを行っています。


受診方法


外来への受診を希望される場合(緩和医療科外来)

当院通院中の場合:担当の医師に相談ください。
院外からの受診:受診を希望される方は、サポーティブケアセンター/がん相談支援センター(関連リンクをご覧ください)(電話番号:04-7134-6932)にお問い合わせください。


入院支持療法チームへの相談を希望される場合

当院に入院中の方が対象となります。

担当の医師、看護師に相談ください。支持療法チームのメンバーが病棟まで伺います。


緩和ケア病棟への入院を希望される場合

当院通院中・入院中の場合:担当の医師に相談ください。

院外からの相談:希望される方は、サポーティブケアセンター/がん相談支援センター(関連リンクをご覧ください)(電話番号:04-7134-6932)にお問い合わせください。住んでいる地域や状態によってはご希望に沿えない場合がございます。


“緩和ケア”に抵抗を感じる方へ

緩和ケアと聞くと、抵抗を感じられる患者さんやご家族がいらっしゃるかと思います。緩和ケアってどんなことなのか?について、YouTubeの国立がん研究センター公式チャンネルで動画を配信しておりますので、ぜひ下記ページよりご視聴ください。

 

注:国立がん研究センターでは、患者さんやご家族に病気について理解を深めて頂こうと、YouTubeで国立がん研究センター公式チャンネルを作成しております。様々な動画を配信しておりますので、ぜひご視聴ください。