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国立がん研究センター 東病院

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5.診療の流れ

目次

5-1.まずは初診予約から⽅針決定まで

東病院予約センターに電話(04-7134-6991/平⽇︓8時30分から17時15分)で初診予約をお取りいただきます。初診から治療開始まで迅速に⾏えるよう、通常は1週間以内に予約が取れるよう調整しています。

初診の際には外来担当医師の診察の上で、⾷道がんの進⾏度ならびに患者さんの体の状態を確認する諸検査を、1週間程度を⽬安に計画します。がん専⾨病院として正確かつ不⾜のない診断のため、内視鏡検査、CT検査、⾎液検査などすでに紹介元の病院で⾏った場合でも、当院で再度検査を施⾏させていただく場合がありますのでご了承ください。

そのうえで関係全科が参加する⾷道カンファレンスで検査結果を確認して治療⽅針を検討します。

⾷道がんの治療⽅針は慎重に決定する必要があるため、初診時に治療⽅針が決定されることは通常ありません。2回⽬以降の外来にて、⾷道カンファレンス(4-2)にて検討された治療⽅針についてご説明いたしますが、さらなる精密検査を要する場合があります。

【図4-1】

図4-1

⾷道カンファレンス

当院におけるいわゆる⾷道がんキャンサーボードであり、毎週⽕曜⽇に⾷道がんの診断・治療に関わる関係各科が⼀同に会して個々の患者さんの治療⽅針について検討を⾏っています。

診断を確定して、治療⽅針についてコンセンサスを得たうえで⽅針決定しています。

5-2.当該各科を受診

東病院では⾼い専⾨性を生かして診療を⾏うために、複数の治療を組み合わせる場合には、治療内容ごとに別の診療科の医師が治療を担当いたします。初診での担当医師とは異なる、初めて顔を合わせる医師でも、患者さんのことはよくわかったうえで治療にあたっておりますので、安⼼して当該各科での治療に進んでください。

5-3.⻭科受診

⻭科治療の必要性で述べた通り、⾷道がん治療において肺炎は治療成果に関わる⼤きな要素です。この肺炎を最⼩限にするために、負担の⼤きな⾷道がん治療を必要とする患者さんには当院の⻭科受診をお願いしています。

⼝腔内の衛⽣状態を改善することで肺炎を予防して、⾷道がん治療がよりスムーズに進むように、⻭科医・⻭科衛⽣⼠のサポートを受けていただきます。

5-4.遠⽅の患者さんも

東病院では近隣の患者さんのみならず、遠⽅の患者さんも数多く治療を受けておられます。

⾷道がん治療は専⾨性が⾼いため地域の病院では⼗分な治療が受けられない場合も多いからです。関東近県や福島県いわき市などはもちろんのこと、さらに遠⽅からも当院での治療を希望して来院されるかたがいらっしゃいます。

【図4-4】

図4-4

5-5.頭頸部がんの合併の患者さんも

咽頭(いんとう)がん・喉頭(こうとう)がんなどの頭頸部(とうけいぶ)がんは、発がんリスクが⾷道がんと共通するため、⾷道がんとの合併が多いことが知られています。

これらを合併した患者さんに対しては、治療⽅針を検討するカンファレンスに頭頸部外科にも参加してもらい、双⽅のがんの進⾏度を念頭においてバランスのとれた治療⽅針を考えます。

5-6.胃がんの合併の患者さんや、胃切除術後の患者さんも

現在の⾷道がん⼿術においては胃を再建臓器として⽤いる胃管再建術が第⼀選択であるため、過去に胃切除術を受けたことのある患者さんや、⾷道がん切除と同時に胃がん切除も⾏わなければならない場合には、腸管の⼀部を持ち上げる再建術を⾏う必要があります。

当科はそのような再建⼿術も積極的に⾏っており、胃管再建不能症例における第⼀選択を、「回結腸再建(右側結腸)」とし、ごくまれに「有茎空腸(ゆうけいくうちょう)再建」も⾏っております。また必要に応じて形成外科との合同⼿術で微⼩⾎管吻合を伴う⼿術も数多く⾏っております。

5-7.その他の重複がんの患者さんも

上記のように⾷道がんが⾒つかると同時に発⾒されたほかのがんを「重複がん」といいます。⾷道がんの場合には頭頚部がん(下咽頭がんや喉頭がんなど)と胃がんが多いとされております。

これ以外にも⼤腸がん、泌尿器がん(腎がん、尿管がん、膀胱がんなど)、肺がんなどの「重複がん」のある患者さんもしばしばおられますので、これらに対する治療については関係他科と連携して、個々の患者さんの病期や背景に応じた最良の治療計画をご提案いたします。