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ルタテラの有効性について

目次



神経内分泌腫瘍に対する治療は、主に腫瘍の進行を抑えることを目的として行われます。このため、神経内分泌腫瘍に対する治療の有効性は、病気が悪化するまでの期間をどれだけ長くできるかが評価の基準になります。

ルタテラの有効性については、海外で行われた第III相試験(NETTER-1試験)で初めて明らかにされました。第III相試験とは、新しい治療法が従来の治療法と比べ、有効性や安全性の面で優れているかどうかを確認するために行われる比較試験で、NETTER-1試験ではソマトスタチンアナログが効かなくなった患者さんをランダムに振り分け、ルタテラかソマトスタチンアナログの増量いずれかの治療を受けて頂き、比較が行われました。結果は、ルタテラの方が有効(ルタテラを受けた患者さんの方が腫瘍が進行するまでの期間が長い)という結果でした。この試験は神経内分泌腫瘍のなかでも十二指腸の一部から小腸、そして大腸の一部までの臓器から生じたものを対象としていましたが、その後、膵臓をはじめ他の臓器から発生した神経内分泌腫瘍にも有効であるという報告が相次いだことから、現在では臓器を問わず、神経内分泌腫瘍全般に用いられています。その後、日本でもルタテラの有効性を検証するための臨床試験が行われ、日本人においてもルタテラが有効であることが示されたことから、ルタテラの日本国内での承認に至っています。

さらに近年では、細胞増殖が速い神経内分泌腫瘍の患者さんを対象に、一次治療としてルタテラとソマトスタチンアナログとの比較を行う第III相試験(NETTER-2試験)の結果が報告され、一次治療においてもルタテラの方が有効(ルタテラを受けた患者さんの方が腫瘍が進行するまでの期間が長い)という結果が報告されています。これまで、ルタテラは他の治療が効かなくなった患者さんを対象に行われることが多かったのですが、この試験の結果を受けて、一次治療でもルタテラは使われるようになっています。

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更新日:2026年5月27日