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一般撮影検査

一般撮影室の紹介

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当院では、2017年1月に装置が更新され、4台導入しました。 また検査室の壁にきれいな景色の風景を飾ることで、患者様がリラックスできる空間をつくり、安らいだ雰囲気のなかで検査を受けられるよう取り組んでいます。

6番撮影室 RADspeed Pro:島津メディカルシステムズ
(手前:立位で単純X線写真を撮る装置・奥:臥位で単純X線写真を撮る装置)

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8番撮影室 Digital Diagnost 4 High Performance :Philips Horizon QDR Series:HOLOGIC
(手前:立位で単純X線写真を撮る装置・左奥:臥位で単純X線写真を撮る装置・右奥:骨密度を測定する装置)

当院で使用している装置の紹介

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骨塩定量装置Horizon QDR Series:HOLOGIC (骨粗しょう症などの診断に用いる骨密度を測定する装置)

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    パノラマ撮影装置
    AUGE SOLIO Z:朝日レントゲン工業株式会社(歯全体の写真を撮影する装置)

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    デンタル撮影装置
    ALUAシリーズ:朝日レントゲン工業株式会社(歯の一部の写真を撮影する装置)

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    ポータブル撮影装置
    Sirius Starmobilie tiara K :日立メディコ(病棟で写真を撮影する装置)

単純X線撮影‌

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7番撮影室: RADspeed Pro:島津メディカルシステムズ社製 (単純X線写真を撮る装置)

単純X線撮影は、体内を通過したX線から疾患や骨折の有無を調べる検査です。骨などは白く、肺などは黒く写ります。部位により立位、座位、臥位と体位は異なります。また検査部位によって脱衣や息止めをお願いする場合があります。検査時間は、部位や撮影回数によりますが、10分程度が目安です。検査終了後、特に注意して頂くことはありません。 

骨塩定量

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骨塩定量の解析結果

骨塩定量は、X線を利用して骨密度を測定する検査です。年齢、性別毎の標準値と比較します。主に、腰椎を撮影した計測データをコンピュータ解析します。検査にあたって、金属やボタン等のない薄い着衣に着替えて頂きます。検査時間は15分程度です。検査終了後、特に注意して頂くことはありません。

パントモ撮影

パノラマ

パントモ撮影 (歯と骨の位置関係や状態を総合的に評価する基本の写真)

パントモ撮影は、歯を含んだ顎の骨全体を撮影する検査です。歯周病(歯槽膿漏)、のう胞、炎症、腫瘍、唾石、骨折などの診断に用いられます。検査時は頸から上で外せる金属はすべて外して頂きます。撮影は、立位または座位にて行い、装置が顔の周りを回転しておこないます。検査は5分程度で終了します。検査終了後、飲食等、特に注意して頂くことはありません。

デンタル撮影

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デンタル撮影の写真

デンタル撮影は、口腔内にフィルムを入れて目的の歯をより詳しくみるために撮影する検査です。撮影は座位にて行い、顔の近くに機械がきますのでご注意ください。検査は5分程度で終了します。検査終了後、飲食等、特に注意して頂くことはありません。

全長撮影について

下肢全長撮影の写真

下肢全長撮影の写真

スロットラジオグラフィでは、X線をスリット上に絞り、機械が平行移動しながら画像を収集し、得られた画像を自動的につなぎ合わせて1枚の長尺画像を作成します。低線量で高画質観察ができ、歪の少ない画像で全脊椎や全下肢における高精度計測をサポートしています。

トモシンセシス検査について

トモシンセシス検査とは
X線を様々な角度から連続的に撮影し、得られた画像データを専用のコンピューターで画像作成します。そうすることで、それぞれの高さ(奥行)方向の画像が得られ、単純X線写真よりも詳細に目的部位を観察することができます。

撮影部位は、主に胸部や整形外科領域(手や足、背骨など)で撮影されます。特に、体内金属(人工関節など)がある方に有用です。

トモシンセシスは、近年、乳腺撮影(マンモグラフィ)でも利用されています。

トモシンセシス検査の流れ
トモシンセシス検査の流れ
  • 胸部トモシンセシス

    胸部トモシンセシス

  • 下腿トモシンセシス

    下腿トモシンセシス

トモシンセシス検査の注意事項

  • 撮影中、動いてしまうと画像がブレてしまいますので 出来る限り動かないでください。
  • 検査前および検査後に注意していただくことはありません。

注意事項

検査を始める際には、本人確認のため、 お名前をおっしゃって頂きますのでご協力よろしくお願い致します。検査時間は、部位や撮影回数によりますが、胸・腹部は5分程度が目安です。

体幹骨や四肢骨並びに多角度撮影をする場合は10~20分程度かかる場合もあります。

担当技師が「息を吸って止めてください」など呼吸の合図をすることがありますので、ご協力お願い致します。痛いところや無理な体勢などありましたら遠慮なくお声を掛けてください。

出来るだけ待ち時間が少なくなるよう調整していますが、入院の患者さんや体調のすぐれない患者さんを先にお呼びすることで、多少順番が前後することがあるかと思いますがご了承ください。

検査の妨げとなる物の一例

撮影部位にもよりますが、ボタン・ネックレス・眼鏡・入れ歯・腕時計・指輪・ブラジャーなどの下着・プリントTシャツ・セーター・湿布・カイロ・エレキバンなどを外していただく必要があります。また、ボタン等付いていないブラトップ等による締め付け部分が誤診につながる恐れがあるため、お着替えをしていただきますのでご了承ください。その際、専用の検査着をお貸ししますので、そちらの検査着に着替えていただくようお願い致します。

  • 時計

     

  • メガネ

     

  • ブラジャー

     

  • エレキバン

     

  • カイロ

     

画像への影響の一例

  • ブラトップによる締め付け

    ブラトップによる締め付け

  • 服(セーター)のシワ

    服(セーター)のシワ

検査の流れ

1-1.4階X線診断受付にお越しいただき、一階受付で発行された計算カードをお出しください。
1-2.入院の患者さんは、入院用受け付けにて受付して頂きます。

2.受付で確認後、一般撮影待合室にご案内いたします。なお検査の都合上、検査の順番が前後する場合がありますのでご了承ください。

3.検査の順番がきましたら、更衣室にて着替えをしていただきます。金属類等が画像に写ってしまうと診断に影響を及ぼすため撮影範囲にボタン、ファスナー、衣類のプリント、下着の金具、ブラトップ類、湿布、カイロ等がある場合は外して頂きます。着替えに関しては検査着をご用意しておりますのでご安心ください。

4.準備が整いましたら撮影を致します。撮影中、担当技師は操作室に退避していますが、声をかけていただければ、直ちに対応します。

5.検査が終わりましたら、撮影した写真は自動で診察に送られるため、特にお渡しする物はありませんので、次の検査に進んでいただいて構いません。

一般撮影室見取り図

一般撮影室 見取り図

参考画像集

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    頭正面の写真

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    頭側面の写真

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    頸椎正面の写真

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    頸椎側面の写真

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    頸椎斜位の写真

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    肩の写真

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    手首正面の写真

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    手首側面の写真

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    膝正面の写真

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    膝側面の写真

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    膝軸位の写真

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    足首正面の写真

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    足首側面の写真

被ばく低減への取り組み

毎月、被ばくに関するワーキングを開催し、検査によって受ける被ばく線量の確認や、撮影プランの見直しなど、被ばくの最適化に取り組み、検査を行っています。

医療従事者向け

一般撮影装置

  • RADspeed Pro (島津メディカルシステムズ) : 3台
  • Digital Diagnost 4 High Performance (Philips) : 1台

ポータブル撮影装置

  • Sirius Starmobilie tiara K (日立メディコ) : 3台
  • Mobile Diagnost wDR (Philips) : 1台 
  • MOBILETT XP Hybrid (Siemens) : 2台

骨塩定量装置

  • Horizon QDR Series (HOLOGIC) : 1台

パノラマ撮影装置

  • AUGE SOLIO Z(朝日レントゲン工業株式会社) : 1台

デンタル撮影装置

  • ALUAシリーズ(朝日レントゲン工業株式会社) : 1台