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国立がん研究センター 中央病院

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消化管検査

当院の使用装置

当院の消化管検査ではFPD搭載型X線透視装置2台、80列マルチスライスCT1台を導入しています。

  • SONIALVISION2020.png

    島津製作所
    SONIALVISION G4
    (FPD搭載透視装置)

  • CUREVISTA2020.png

    日立製作所
    CUREVISTA
    (FPD搭載透視装置)

  • Aquilion2020.png

    キヤノンメディカルシステムズ
    Aquilion Prime
    (80列マルチスライスCT)

X線透視装置

X線透視装置とは、低線量のX線を連続的に照射することで、X線画像を動画として観察できます。更に、詳しく検査するために造影剤というX線によく写るお薬を使用して検査をおこないます。

消化管検査で使用される造影剤は、バリウム造影剤や水溶性ヨード造影剤があり検査の種類によって使い分けをしています。

当院のX線透視装置で行っている主な検査は、

  • 腎盂尿管造影(DIP)検査

  • バリウム検査

    • 上部消化管造影検査(食道・胃透視)

    • 下部消化管造影検査(注腸)

  • 術後透視検査

80列マルチスライスCT

CTとはComputed Tomography(コンピューター断層撮影)の略で、身体の周りをX線が回転しながら撮影し、撮影データをコンピュータ処理することで身体の断面画像(輪切り画像)を得る検査です。

近年、装置の性能が飛躍的に向上したことにより短時間で広範囲の撮影が可能となりました。

CTを使用した消化管検査では、大腸3DCT検査(大腸CTやCTCとも呼ばれます)をおこなっています その他、がん検診CT検査(肺がんCT検診)も本装置を使用しています。検診CT検査に興味がある方は検診センターホームページをご覧ください。

CT室とは別に設置しているため、肺がんCT検診および大腸CT検査の方は優先的に検査することで。待ち時間がほぼありません。

各検査の流れ

4階

流れ

DIP検査について

DIP検査とは

腎臓・尿管・膀胱の画像

腎臓は、血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体外へ排泄します。尿は、腎臓⇒尿管⇒膀胱⇒尿道⇒体外の順で排泄されますが、これらを尿路系といいます。

造影剤を静脈に注射すると、造影剤は全身に分布したあと腎臓に集まり尿として体外へ排泄されます。この作用を利用して腹部X線写真を複数回撮影することで、尿路系(腎臓・尿管・膀胱)の形態や機能を調べる検査です。

DIP検査の流れ

3・4番撮影室待合

検査担当者に「計算カード」と「同意書」をお渡しください。当日、採血、採尿がある場合は先に済ませてください。

着替え

衣服や下着にボタンや金属が付いている場合、取り外していただき検査着に着替えます。(ボタンや金属類がなければそのまま検査をおこなえます)

検査 (約20分から30分)

  1. 機械のベッドに仰向けで寝てもらいます。
  2. 腹部単純X線撮影をします。(造影剤使用前)
  3. 腕の静脈に針を刺して造影剤を点滴で注入します。
  4. 造影剤注入開始後5分間隔で複数回撮影をおこないます。
  5. 最後にトイレで排尿をした後、1回撮影して検査終了です。

検査終了

他の検査や診察がなければお会計にお進みください。

  • 造影剤投与前画像

    造影剤投与前

  • 造影剤投与後画像

    造影剤投与後

注意事項

  • 午前の検査の場合は、朝食を摂らないでください。
  • 検査前にお手洗いを済ませてください。
  • 喘息、ヨードアレルギーをお持ちの方はお知らせください。
  • 造影剤は尿と一緒に排泄されますので検査終了後は、水分を多めに摂取してください。

バリウム検査(食道・胃、注腸検査)について

バリウム検査とは

大腸CT検査風景画像

バリウムという造影剤を使用する検査です。食道、胃、大腸の壁にバリウムを付着させ空気や炭酸ガスにより膨らませた後、色々な体位で複数枚撮影していきます。胃や腸が萎んでいる状態では、異常があっても、写真にうまく写らないため、膨らんでいる状態で撮影することが重要となります。出来る限り「ゲップ」や「おなら」は我慢するようにお願いします。


バリウム検査の流れ

3・4番撮影室待合

検査担当者に「計算カード」をお渡しください。

着替え

ワンピースタイプの検査着に着替えます。

注:外せる金属類(アクセサリーなど)は、外してください。

前投薬

胃や腸の動きを抑える薬を筋肉注射します。

注:緑内障・心疾患・前立腺肥大・糖尿病の方は検査担当者にお伝えください。

検査

食道・胃(約20分から30分)

約200 mlのバリウムを飲み、胃を膨らませる薬(発泡剤)を飲みます。胃の壁にバリウムを付着させるためベッド上で体位変換を繰り返しながら撮影をします。検査中「ゲップ」は我慢してください。

注腸(約20分から30分)
  1. 肛門から専用のチューブを挿入します。
  2. チューブよりバリウムを250 ml程度注入。
  3. バリウムを腸の奥まで進めるために体位変換を繰り返しながら、空気も注入し腸を膨らませていきます。
  4. 色々な体位で撮影していきます。

注:「おなら」は我慢してください。

検査終了

他の検査や診察がなければお会計にお進みください。

注意事項

食道・胃透視

  • 検査前日の夕食は20時までに摂ってください。(20時以降は水分のみ摂取してください)
  • 検査当日は朝食および水分も摂らないでください。
  • 検査当日、前投薬の影響で眼がまぶしく感じる場合がありますので、車での来院はしないでください。
  • バリウムは腸の中で固まり、便秘になりやすい造影剤です。検査終了後、水分を多めに摂るようにしてください。

注腸

  • 検査前日は前処置(検査食+下剤)が必要となります。(前処置については、薬剤部より説明いたします)
  • 検査当日、前投薬の影響で眼がまぶしく感じる場合がありますので、車で運転して来院しないでください。
  • バリウムは腸の中で固まり、便秘になりやすい造影剤です。
  • 検査終了後、水分を多めに摂るようにしてください。

透視下内視鏡検査

消化006

気管支鏡検査の中で、気管支鏡(ファイバースコープ)で直視できない肺末梢病変についてはX線透視を用い、検査・治療を行います。装置のCアームが前後左右に稼働することにより、自由な角度から透視・撮影が行えるため、縦隔や心臓などに重なった病変などにも適しています。
また、CT画像を用いて、仮想気管支鏡像を作成しナビゲーションとして活用しています。X線透視は、気管支鏡検査の用途に特化した条件を用いていますので、より良い条件下で検査・処置を行っています。

消化管01

腹部透視下内視鏡検査では、ダブルバルーン内視鏡を用いた小腸検査や、狭窄あるいは閉塞した管腔へのステント留置、閉塞症状解除のための減圧チューブ留置、バルーン拡張術等の処置を行っています。通常の上下部内視鏡では届かない部位や術後再建腸管などの挿入困難な症例にX線透視を併用し検査(処置)を行います。X線透視条件は画質を担保しつつ、被曝を考慮した条件を用いています。

医療従事者向け(大腸CT検査)

大腸3DCT検査とは

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仮想注腸像(Air image)

ここに左側の肛門から専用のチューブを挿入し、炭酸ガスで大腸を膨らませた状態でCT撮影をおこなう検査です。得られたCT画像データを専用のコンピュータで画像処理をおこなうことで、大腸の病気を見つけます。当センターでおこなっている大腸CT検査の対象を以下に示します。文章を追加します。

  • 大腸がん検診
  • 大腸がんが強く疑われる方
  • 便潜血陽性や内視鏡困難例の方

大腸CT検査は、現在保険収載され多くの施設で実施されていますが、当 センターでは、平成17年より大腸CT検査を開始し、既に多くの症例を経験 しています。

大腸CT検査の前処置について

消化管07

多断面再構成画像+VE

    • 大腸がんを強く疑われている方

当センターでは、大腸内視鏡検査後に大腸CT検査を施行しています。そのため、前処置については、大腸内視鏡検査に準じております。前処置が1回で済むメリットはございますが、1日がかりの検査となります。

  • 大腸がん検診、便潜血陽性、内視鏡困難例の方

当センターでは、検査色に難消化性デキストリンを配合した検査食とマグコロールPを高張液(200 ml)にて使用する下剤および緩下剤を使用した前処置となっています。大腸内視鏡検査と比べると、少量の下剤で検査が施行できることが大きな利点となっています。

消化管02

便潜血陽性や内視鏡困難例の方の受診希望について>

大腸CT検査を希望される先生は、紹介状をご用意のうえ、初診予約をおとりください。

  • 外来日:月曜日 
    担当医師:飯沼医師