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国立がん研究センター 中央病院

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薬剤部の使命

薬剤部長挨拶

薬剤部長2020

薬剤部では、診療・教育・研究を3つの重要な柱としてスタッフ一同日々研鑽に励んでいます。2019年4月に「働き方改革・業務改善」、「医療安全」、「教育・研修」、「臨床研究管理」の4つのチームを立ち上げ、働きやすい職場環境の構築、安全かつ安心して提供できる薬物療法、特定機能病院としての高度な専門教育、臨床研究中核病院としての臨床研究の推進・関与、に取り組んでいます。

また、がん医療の専門施設として、がん薬物療法における専門性の高い薬剤師を育成する目的で2006年から薬剤師レジデント制度を開始し今年で15年目となりました。レジデント課程を修了した薬剤師は全国に広がり、がん薬物治療の最前線でがん医療の均てん化の推進役として活躍しています。

当センターの理念である、「社会と協働し、全ての国民に最適ながん医療を提供する。」を薬剤部でも実践し、患者さん一人一人に最適ながん薬物療法を提供できるよう、スタッフ一同一丸となり業務を遂行しておりますので、お薬のことで何かご不明なことなどありましたら気軽に薬剤師にご相談ください。

                                薬剤部長 山口 正和

薬剤部のミッション

最高のがん医療の提供

がんの治療に使用する医薬品は薬理作用が強いため、使用にあたっては特に十分な注意を必要とするものが非常に多くあります。また、がん化学療法の分野は、新しい作用の抗がん薬やエビデンスに裏打ちされた新しい併用療法などが次々に出現して著しい発展がある一方で、安全な使用のための情報は一層重要になっています。

薬剤部では調剤、注射薬の調製、医薬品の情報管理、患者さんの薬剤管理指導、病棟でのチーム医療への参画などを行う中で医薬品の適正な使用の確保に努めています。また、医療用麻薬に関して不正流通などがないよう厳格な管理を行う一方、治療のうえで鎮痛などのため必要な場合には障害なく円滑に使用できるような態勢を整えています。

今後、病棟での薬剤管理指導や外来化学療法に関する業務の強化など、さらに薬剤関係業務の高度化に対応してまいります。

総合的能力を有する専門性の高い薬剤師の養成・配置

当センターではがん領域の専門性の高い薬剤師の養成のため、主に薬剤師レジデントとがん専門薬剤師研修の2つの取り組みを進めて参りました。まず、薬剤師レジデント制度は2006(平成18)年に始まったもので、中央病院では現在、18名の若手薬剤師が薬剤部の業務に従事しながら、がん専門薬剤師を目指して研鑽に努めております。がん専門薬剤師研修では、指導的立場のがん専門薬剤師を養成するため、2006年から、年2回毎回4名、がん診療連携拠点病院などから相当の経験を積んだ薬剤師を受け入れ、3ヶ月間の研修を行っています。これらを通じて「がん医療の水準の均てん化」という今日の社会上大きな課題への貢献に努めています。

薬剤師による医学研究の実施・関与

わが国での最新の新薬が医療の場に遅れることなく提供されるためには企業などの開発、臨床における治験、行政の審査のいずれをも迅速化する必要が指摘されています。当院は最先端の医療機関として新薬を必要とするばかりでなく、治験や臨床研究の実施を通じて新薬や新しい医療技術の開発に貢献することを使命とする立場でもありますが、その中で薬剤部はCRC業務の一部や治験薬管理業務などを分担しています。

また、抗がん剤については、承認された後にさらに臨床の場で有効性や安全性に関するエビデンスが積み重ねられ、それを標準的使用方法にフィードバックされて医薬品の価値が高められるという性質が特に強く、臨床研究や市販後調査、その他の報告など、がん研究センターの行うべき活動の中で、薬剤部も役割を果たしています。

経済的視野を持った薬剤業務の展開

医療資源の有効活用を念頭におき、無駄の削減や節約などを心がけています。薬剤師が行う業務の重要性について医療への貢献度、医療安全、経済性、医療の質の向上など様々な視点から分析しその業務に診療報酬がつけられるようなエビデンスの構築を推進しています。

後発医薬品やバイオシミラーの積極的な採用により、医療費の抑制と共に患者さんの負担軽減や病院経営にも貢献できる業務の展開を目指します。