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中央病院長が銀座中学校でがん教育を行いました

2022年3月4日(火曜日)に、中央病院長の島田和明医師が中央区立銀座中学校の3年生を対象にがん教育プログラム、「がんという病気」の授業を行いました。

 

がん教育については、中学校の新しい学習指導要領に盛り込まれ、2021年度から実施されています。文部科学省が設置した「がん教育」の在り方に関する検討会では、がん教育を「健康と命(いのち)の大切さを育む」という視点から、「健康教育の一環として、がんについての正しい理解と、がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通して、自他の健康と命の大切さについて学び、共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図る教育である」と定義しています(関連リンク参照)。

 

新型コロナウイルス感染症の感染防止に配慮して、島田医師は生徒たちとは別室からオンライン授業を行いました。銀座中学校3年生4クラスの生徒さんたちに、「がんってどんな病気なの?」「 がんになるリスクを減らすことはできるのだろうか」「 なぜがん検診を受けなければならないのだろう」「 あなたの大切な人にがん検診をすすめるキーワードを考えよう」「 治療法を決めるとき大切なことは何だろう」などがんについて中学生の皆さんに知ってほしい課題を選び解説しました。

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授業終了後には3年生を代表として生徒さんからお礼の言葉をいただきました。銀座中学校長平松功治先生から、がん専門病院の医師からの授業に感謝され、今後とも地域の活動として継続してほしいと依頼がありました。

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授業としてがんを取り上げることを通じて、他の様々な疾病の予防や命の大切さ、がんとの共生などについて考えていくことが重要です。
がん教育は、医療従事者である我々も積極的に参加するべきと考えています。

中央病院長 島田 和明