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AYA世代のがんについて

AYA世代について

AYA(アヤと読みます)世代とは、Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)のことをいい、15歳から39歳の患者さんがあてはまります。小児に好発するがんと成人に好発するがんがともに発症する可能性がある年代であり、肉腫など、AYA世代に多い特徴的ながんも存在します。従って、この年代のがんの診療には、小児および成人専門の医師、看護師をはじめ、多職種が連携して診療を行うことがとても重要です。また患者さんも中学生から社会人、子育て世代とライフステージが大きく変化する年代であり、患者さん一人ひとりのニーズに合わせた支援が必要となってきます。

AYA世代のがんの図

中央病院の取り組みについて

年間約2万人のAYA世代の方が、新たにがんの診断を受けるとされています。国立がん研究センター中央病院では、毎年300人を超える患者さんが新たに診断、治療を受けています。また、セカンドオピニオンを含めると、毎年およそ1200名の患者さんが受診され、おおむね460名を超える患者さんが入院治療を受けています。

国立がん研究センター中央病院を新たに受診される患者さんでは、乳がんや大腸がん、胃がん、子宮頚がん等の患者さんが多くを占めていますが、骨・軟部腫瘍や悪性リンパ腫といった希少がんの患者さんも多く含まれています。年齢別に見ると、30代の患者さんが多い傾向にありますが、各年代にわたるため、一人ひとりの患者さんのライフイベントや環境等に応じた診療とサポートが求められます。

中央病院では、科学的根拠に基づいた標準治療を提供するとともに、治験をはじめとした臨床研究を通じてAYA世代の患者さんにも新しい治療を届けられるように取り組んでいます。また、乳腺・腫瘍内科血液腫瘍科骨軟部腫瘍科小児腫瘍科等のがん治療に携わる医師と様々な職種のスタッフでつくる支援チーム(AYAサポートチーム)が、AYA世代の患者さんの診療とサポートに当たり、一人ひとりの患者さんに適した治療環境を整えられるように心がけています。 

参考動画

中央病院が行っているAYA世代のがん患者さんへサポートをまとめました。

お問い合わせ先

その他、気になることやお問い合わせは、がん相談支援センターへご相談ください。

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