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AYAサポートチーム

AYAサポートチームは多職種で構成され、AYA世代の患者さんとご家族のサポートを行っています。

現在は、入院するAYA世代の患者さんを対象に、「困りごとを見落とさないためのツール」を用いて患者さんの困りごとを早期に把握し、それに応じて、AYAサポートチームが関わっています。
定期的に支援チームでミーティングを行っており、多職種で協力・情報共有しながら、AYA世代の患者さんが治療に専念できるよう支援を行っています 。
AYAサポートチームは、栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、褥瘡(じょくそう)対策チームなど院内の医療チームと密接に連携して、活動しています。

AYAサポートチーム集合写真2025

多職種で支えるAYAサポートチーム

AYAバナー2025

AYAサポートチームでは「#AYA世代応援団」としてそれぞれの職種が専門性を生かしAYA世代の患者さんのサポートを行っています。

がん治療医

患者さんの主治医・担当医として診断や治療を担当します。カンファレンスの場では、個々のAYA世代の患者さんの治療方針について専門的な意見を提供させて頂いております。
また、患者さんやご家族の辛さやお悩みに対して、多職種のサポートチームと解決できるよう努めております。

骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 医長 岩田 慎太郎

岩田慎太郎2025

遊びに行きたい、スポーツもしたい、友達と飲み会したい、旅行に行きたい、恋愛したい、子供と遊びたい・・・
あなたらしく過ごせるように、少しお手伝いができればと思っています。

婦人腫瘍科 医長 宇野 雅哉

宇野雅哉2025

病気のことに加えて、現在の生活、将来のことなどお悩みが多いと思います。
治療のことはもちろんですが、上記のお悩みを少しでも解消できるようにお手伝いできればと考えております。

腫瘍内科 医員 小島 勇貴

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病状や治療、生活などのお困りの際はいつでもお声掛けください。

緩和ケア医

痛い、気持ち悪い、食欲がない、息が苦しい、など病気や治療によって起こる様々な身体の症状が楽になって、治療がうまく行くように患者さんやご家族のサポートを行っています。
身体の症状の軽減のためにはお薬を調節したり、お薬以外の対処法を行うこともあります。
身体の症状以外にもご家族のこと、学校のこと、仕事のことなど様々な困りごとを解決できないか、一緒に考えたり、時には専門家をご紹介するお手伝いもしています。

緩和医療科 医長 石木 寛人

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AYA世代の患者さんの身体の症状をはじめとして、「困った」を1つでも多く解決できるようにお手伝いします。
些細なことでも結構です。なんでもご相談ください。

精神腫瘍医

AYA世代の患者さんが抱える精神心理的な悩みごとについて、幅広く相談に乗ります。
不安で落ち着かない、眠れない、憂鬱な気持ちが続いているなどの困りごとには、つらい症状が緩和されるよう、ご希望に応じてお薬の調整を含めて対応いたします。

精神腫瘍科 医員 山口 順嗣

山口 順嗣2024

様々な気持ちのつらさに対応してまいります。1人で抱え込まずに、悩みをご相談ください。

看護師

AYA世代の患者さんががん治療と日常生活を両立できるように、支援していきます。個々の治療の状況に合わせて、社会生活が送れるように一緒に考えていきます。
治療のことだけでなく、学校や仕事のこと、お金のこと、外見のこと、家族や友人とのこと、性のこと等、幅広く対応いたします。

看護部 がん看護専門看護師 外来I 堀口 沙希

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「自分らしさ」を大切に、普段の日常生活が送れるよう一緒に考えていきます。いつでも話に来てください。

看護部 小児看護専門看護師 12A病棟 杉澤 亜紀子

杉澤亜紀子2025

AYA世代のみなさん、とくに10代のみなさんが病気の治療と自分らしい生活を両立できるよう、お手伝いしたいと思います。
学校生活と治療の両立についてもご相談ください。

看護部 がん看護専門看護師 患者サポートセンターI 稲村 直子

稲村直子2025

みなさんの“自分らしく生きる”を応援します。
「これだれに相談したらいいんだろう?」と悩んだときはいつでもご相談ください。

心理療法士

気持ちのつらさ、病気とのつきあい方、他者への伝え方など、病気によって生じるさまざまな悩みについて一緒に考えていきます。
また、ご家族の相談(患者さんへの接し方、ご家族自身の気持ちのつらさなど)にも応じています。

精神腫瘍科 柳井 優子

柳井 優子

ひとりで悩まず、想いを聴かせてください。
こころの負担を軽くするための方法を、一緒に考えていきましょう。

薬剤師

みなさんが安心して治療しながら日常生活を送ることができるよう、薬物療法のスケジュールや予想される副作用について説明いたします。
治療に伴い必ず継続しなければいけないお薬や、便秘や吐き気などの症状があるときにだけ使用するお薬がありますので、自宅でセルフマネージメントができるようサポートしていきます。

薬剤部 宇田川 涼子

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日常生活をしていくうえでうまくお薬と付き合っていく方法を一緒に考えていきます。
お薬のことだけなく気になることは何でもお話していただけると嬉しいです。

栄養士

栄養をとることは身体機能の維持や回復につながります。また、「食」とは本来楽しみでもあります。
しかし、病態や治療により「食べること」が困難であったり、苦痛になったりします。
「食」や「栄養」のお困りごとについて少しでも治療に向き合う気力や自信に繋がるよう一緒に考えていきます。

栄養管理室 千歳 はるか

千歳 はるか

皆さんの“ひと口”を大切に、心と体を支える「食」と「栄養」を一緒に考えます。

作業療法士

ライフイベントが多い時期であり、多様な悩みを抱えていらっしゃるので、お一人お一人が社会との繋がりを保つことができるよう精神面のケアに注力しつつ、心身機能維持・向上に努めています。
また就学・就労支援等にも関わっています。

骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 大木 麻実

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体のこと、心のこと、仕事のこと、プライベートのこと、あなたを取り巻く全ての環境をリハビリテーションの観点から一緒に考え、より良い生活を探していきたいと思います。

医療ソーシャルワーカー

同世代の患者さんが少ないことで周囲から孤立したように感じる悩み、学業や仕事を続けていけるかという不安、治療の費用は大丈夫か?といった経済的な問題等について解決方法を一緒に考えていきます。
また、安心して治療を受けられるよう必要な社会資源の情報提供や調整を行います。

患者サポートセンターがん相談支援センター) 清水 麻理子 

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医療費や生活費などお金に関する相談や、治療と仕事の両立に関すること、療養・生活に関する相談に対応します。

ホスピタルプレイスタッフ

未成年の子どもがいる患者さん、ご家族の相談に応じています。
子どもへの伝え方(どんなタイミングで話すか、何をどこまで伝えたらいいのか)や子どもの言動(不安にさせているのではないか)などで気になることがある場合、それらの対応を一緒に考えていきます。

緩和医療科 小嶋 リベカ

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正解は一つだけではないと思っております。一緒に考えてまいりましょう。

アピアランスケアスタッフ

がんやがん治療による外見の変化と、それがもたらす生活上の困りごとや周囲の人との付き合い方の悩みについて相談に応じます。
治療開始時だけでなく、学校や職場に復帰する時、成人式や結婚式といったイベント参加など、美容・整容の知識・技術を持った心理療法士が、それぞれの患者さんに合った方法を一緒に考えていきます。

アピアランス支援センター 藤間 勝子

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学校や職場、恋愛・結婚、友達付き合い。
様々な場面で気になる外見の問題について、いつでも相談してください。
あなたらしく過ごせる方法を一緒にさがしましょう。

妊孕性相談スタッフ

将来お子さんを希望するがん患者さんとご家族の支援を行っています。
妊孕性温存(卵子、精子、受精卵、卵巣の保存)の詳細を知りたい、治療による生殖機能への影響はあるか?治療後、お子さんを希望する場合、どんなことを考えていったらいいか?
その他、性や生殖機能に関連したお悩みについて一緒に考え、情報提供をします。妊孕性温存をご希望の場合は、生殖医療施設をご紹介することも可能です。

遺伝看護専門看護師 患者サポートセンターI 高橋 佳子

高橋佳子2025

将来お子さんを持つことをはじめとした治療後の生活について、情報や気持ちを整理しながら一緒に考えましょう。
希望に応じて生殖医療機関の受診調整も行います。


多職種ミーティングで情報共有

定期的にミーティングを行い、AYA世代の患者さん・ご家族により良い支援ができるよう皆で連携しながら診療にあたっています。

 AYAサポートチームミーティング1


AYAサポートチームミーティング

参考動画

中央病院看護部でのAYA世代の看護の取組をわかりやすくまとめた動画です。是非ご覧ください。

AYAサポートチーム活動の手引き(医療従事者向け)

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国立がん研究センター中央病院は年間1500 例以上の新規AYA 世代がん患者の来院があり、2015 年よりAYA サポートチームを立ち上げて、多職種によるAYA 世代の患者支援体制を構築しています。
本冊子は、当院におけるAYA サポートチームの活動に基づきAYA 世代のがん患者支援のエッセンスをまとめたものです。
これからAYA 世代支援に取り組もうという医療者の参考になれば幸いです。

PDFダウンロード

AYAサポートチーム活動の手引き(PDF:7.9MB)