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国立がん研究センター 中央病院

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褥瘡対策チーム

褥瘡とは

褥瘡(じょくそう)は、一般的には「床ずれ」と呼ばれています。同じ部分に長時間自分の体重による圧迫がかかることにより、その場所の血流が悪くなってしまいます。そして、皮膚表面の組織の酸素不足、栄養不足を引き起こし、皮膚や皮下脂肪を損傷してしまうことで褥瘡となります。

褥瘡は、自分で動けない方や栄養状態のよくない方、麻痺などで感覚が低下した方、血流が悪い方などに発生しやすいです。特に骨が突き出ている部位があったり、長時間同じ姿勢(寝たきりであったり、ずっと座っていたり)で過ごしていたりすると褥瘡ができやすくなります。がん患者さんの場合、栄養状態の低下、数々の治療の副作用による皮膚障害、疼痛など身体的な苦痛による活動の低下することなどにより、褥瘡発生の危険性が高くなることがあります。

褥瘡対策チームの役割

当院の褥瘡対策チームは皮膚科医師、薬剤師、栄養士、理学・作業療法士、皮膚・排泄ケア認定看護師の多職種で構成されています。患者さんの背景をふまえ最適な褥瘡ケアや褥瘡予防ケアが提供できるよう、様々な職種が協働しそれぞれの専門分野の視点で話し合っています。

褥瘡があると、新たな痛みが生じたり苦痛が生じるため、患者さんのQOL(生活の質)が低下してしまうといわれています。当院で治療される患者さんが安心して安全ながん治療を受けられるよう、褥瘡対策チームの活動によって褥瘡予防を行い、褥瘡ができた場合は的確な治療が提供できる体制を強化していきたいと思います。

褥瘡対策チームの活動内容

  • 褥瘡保有患者の褥瘡状態評価、回診
  • 褥瘡対策カンファレンス (1回/週)
    褥瘡状態とケア評価
    スタッフへの実践的教育・指導
  • 褥瘡対策マニュアルの改訂
  • 褥瘡予防環境整備、体圧分散寝具管理
  • 褥瘡予防ラウンド
  • 褥瘡に関するデータ管理、分析、検討
  • 褥瘡に関する院内教育

チーム活動の様子

褥瘡回診の様子

褥瘡回診の様子

褥瘡がある患者さんの創部について、各職種の立場から評価を行っています。

また、適切な治療やケアについて検討し、病棟スタッフと共有しています。

 

褥瘡予防ラウンドの様子

褥瘡予防ラウンドの様子

各部署をラウンドして、褥瘡発生の危険がある患者さんの把握や、具体的な予防対策の方法を提案しています。

院内勉強会の様子

  • 院内勉強会の様子A
  • 院内勉強会の様子B

褥瘡に関する講義、エアマット体験・ポジショニング演習等を企画し運営しています。

 

当院で使用している褥瘡予防パンフレット(PDF:252KB)