コンテンツにジャンプ
国立がん研究センター 中央病院

トップページ > 共通部門のご案内 > 薬剤部 > 患者さんへのお役立ち情報 > がん種別化学療法について 使用薬剤とその副作用 > 婦人科がん > ゲムシタビン療法

ゲムシタビン療法

乳がんや卵巣がんの進行を抑えるために、全身治療としてさまざまな抗がん剤が用いられますが、ゲムシタビン療法はよく使われる抗がん剤治療のひとつです。

使用する抗がん剤

ゲムシタビン注

細胞が分裂する時、DNAの合成が行われています。これは、がん細胞が分裂する時にも起こります。ゲムシタビンは、がん細胞に取り込まれて、DNAの合成を阻害し、がん細胞の分裂を止めることで、がんの増殖を阻害したり、死滅させます。

ゲムシタビン療法による副作用

発疹

発疹は4人に1人くらいの割合で起こります。皮膚が赤くなったり、かゆみを伴ったりすることもあります。症状に合わせて飲み薬や塗り薬を使用する場合があります。強く出た場合は、治療をお休みして様子を見ることもありますので、医師・看護師・薬剤師に相談して下さい。

発熱

ゲムシタビン療法を受けてから3日以内に4人に1人くらいの割合で38℃くらいの熱が出ることがあります。病院で解熱剤を渡されている場合は指示通り服用して下さい。点滴後1週間を過ぎてからの38℃以上の発熱は抗生剤の服用が必要になる可能性が、ありますので病院に連絡をして下さい。

白血球減少

血液中の白血球は、体内に細菌が侵入しないように守る働きをしています。白血球が減少すると細菌に対する防御能が低下し、発熱や感染を起こす可能性があります。一般的にくすりを点滴してから1から2週間目に白血球の数が少なくなり、3から4週間目で回復してくると言われています。この時期には予防が大切です。ゲムシタビン療法の場合、点滴後1週間を過ぎてからの38℃以上の発熱は、抗生物質の服用が必要になる可能性がありますので、担当医にご連絡下さい。

血小板減少

血小板は、血液を固まりやすくする働きがあります。血小板の数が少なくなると、出血しやすくなります。血小板の数が少なくなり、出血傾向がみられる場合は、輸血を行うこともあります。身に覚えのない内出血や血便・血尿・鼻血など見られたら、すぐに連絡して下さい。

疲労感

疲労感は2人に1人くらいの割合で、たいてい点滴当日から2、3日続く場合があります。疲れを感じた時は、無理をせずに体を十分に休めましょう。また、体を冷やさないようにしましょう。

吐き気・嘔吐

ゲムシタビン療法により吐き気の症状がでることは比較的少ないと言われていますが、患者さんによっては吐き気が出たり、食欲が低下したりすることがあります。

注射部位の痛み

くすりを注射している間に、その注射部位が痛んだり赤く腫れてきたりした場合、また熱感やかゆみなどの不快感があった場合は、すぐに医療スタッフへお申し出下さい。

脱毛

ゲムシタビン療法で軽度の脱毛がおこることがありますが、頻度は比較的少ないといわれています。脱毛がおこったとしても、治療を終了すれば回復し始めます。

関連ファイル

Get Adobe Reader

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。