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希少がんの研究開発およびゲノム医療を推進する中央病院「MASTER KEY プロジェクト」への国内患者登録数が固形がん3000例・血液がん300例を突破

2023年8月14日
国立がん研究センター中央病院

国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院が2017年から開始している希少がんの産学共同プロジェクト「MASTER KEYプロジェクト(Marker Assisted Selective ThErapy in Rare cancers: Knowledge database Establishing registrY Project)」において、希少がん患者さんの遺伝子情報と、治療の詳細・予後など臨床情報のデータベースの国内患者の登録数が2023年6月に、固形がんが3000例、血液がんが300例を突破しました。

本データベースは、希少がんの研究や創薬を目指し、プロジェクトに参加している企業による治験および中央病院の医師が計画する医師主導治験に活用しており、登録数の増加が希少がん研究、治療薬開発の推進につながることになります。

実際に、本プロジェクトの枠組みの中で実施された治験で成果が出始めています。

プロジェクトの推進にあたりご協力いただいた実施医療機関、参加企業、患者登録に向けて連携いただいた日本希少がん患者会ネットワークをはじめとする患者会の方々に厚く御礼申し上げます。

なお、本プロジェクトは2021年11月より「MASTER KEY Asia」としてアジア・太平洋地域に拡大しており、既に海外から400例以上の登録が得られています。今後も希少がんの患者さんにより早く、より多くの新薬を届けることを目指し、日本およびアジアにおけるデータベースの登録拡大とそれを基盤とする希少がんの治療開発の促進に取り組んでまいります。

「MASTER KEYプロジェクト」における希少がん(固形がん/血液がん)の患者登録数推移(2017年5月~2023年7月)

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(注1)2017年は5月より登録を開始。
(注2)2023年度登録数は、2023年4月から7月までの登録実績と8月から3月までの予定登録数を合算して算出。

「MASTER KEYプロジェクト」における取り組み例

「MASTER KEYプロジェクト」について

「MASTER KEYプロジェクト」は、国立がん研究センター中央病院が有する先端的な研究開発のノウハウと研究支援機能、製薬企業が有するシーズと開発戦略を融合させ、網羅的かつ効率的に希少がんの治療開発を進めるための産学共同の研究基盤の構築を目指したプロジェクトです。2017年5月より国内で、また2021年10月からはアジア地域とも連携し、現在、15企業と国立がん研究センター中央病院を含めて国内7施設、アジア地域では6か国23施設が参加しています(MASTER KEY Asia)。

参加企業は、「MASTER KEYプロジェクト」のプラットフォームを利用することで、開発戦略に応じたデータベースの活用、症例リクルートの促進、前臨床研究での国立がん研究センター研究所との協業など多くのメリットが得られる仕組みとなっており、現在29件の治験(医師主導治験16、企業治験13)が進んでいます。

MASTER KEY Projectのロゴ

MASTER KEYプロジェクト

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/masterkeyproject/index.html

MASTER KEY Asia

http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/masterkeyproject/information/MKA.html