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麻疹に関するよくあるご質問について

よくあるご質問

Q 麻しんとはなんですか

麻しんは麻しんウイルスによっておこる感染症で、人から人へ感染します。感染経路としては空気(飛沫核)感染のほか、飛沫や接触感染など様々な経路があります。感染力はきわめて強く、麻しんの免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、12~14人の人が感染するとされています(インフルエンザでは1~2人)。麻しんの免疫を持たない人が、発熱、発しんを呈した麻しんの人と同じ室内にいると、高い確率で感染します。

    Q 麻しんの具体的な症状はどのようなものでしょうか

    感染から時間経過とともに、以下のようなカタル期→発しん期→回復期へと症状が変化していきます。

    【カタル期】麻しんウイルスの感染後、5~21日間の潜伏期ののち発熱や咳などの症状で発症します。38℃前後の発熱が2~4日間続き、だるさがあり、咳、鼻水、くしゃみなどといったかぜ(カタル)症状と結膜炎症状(目の充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れて次第に強くなります。

    【発しん期】その後、再び高熱(多くは39℃以上)が出るとともに、発しんが出現します。発しんは耳の後ろ、首、額から出始め、翌日には顔面、腕回りや胸・背中におよび、2日後には手足にまでおよびます。発しんが全身に広がるまで、高熱が続き、かぜ(カタル)症状が一層強くなります。

    【回復期】発しん出現後3~4日間続いた発熱は一旦下がり、全身状態が回復し、かぜ(カタル)症状も次第に軽快してきます。発しんは黒ずんだ色素沈着となり、しばらく残ります。合併症のないかぎり7~10日後にはこれらの症状は回復します。

    回復期以降は、免疫をつかさどるリンパ球機能が低下するため、しばらくは他の感染症にかかると重症になりやすく、また体力等が戻って来るには1ヶ月程度を要することが珍しくありません。

    Q 麻しんに感染しやすい時期はいつでしょうか

    感染はしても症状がでない(不顕性感染)といったことはほとんどなく、感染した90%以上の人が発症します。発症した人が周囲に感染させる期間は、かぜ(カタル)症状出現1日前から解熱後3日を経過するまで、または発しん出現前4日から出現後4日目まで、とされています。

    Q 麻しんはどのように診断されますか

    発熱、発しん、かぜ(カタル)症状や結膜炎症状(目の充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)があれば麻しんが疑われます。事前に麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または近隣の医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。受診先の医療機関で、麻しんが強く疑われた場合には、管轄の保健所と連携の上、必要な検査が実施されます。

    Q 麻しんの治療方法と予防方法について教えてください

    麻しんには、抗ウイルス薬はありません。

    有効な予防方法に、麻しんワクチン接種がありますが、がん治療などによって免疫が抑制されている場合には、予防接種を受ける事が難しいことがあります。予防接種に関しては、担当の医師にご相談ください。

    また、麻しん流行時には、人込みになるべく近づかないようにするなどの注意が必要です。同居者に麻しんに感染したことがなく、麻しんワクチンの2回接種が明らかでない人がいらっしゃる場合は、同居者のワクチン接種等の対応について、近隣の医療機関等にご相談ください。

    Q 通院や入院をするのに、注意する事はありますか?

    21日間以内に麻しん患者、またはその疑いがある方と接したか、37.5℃以上の発熱、だるさがあり、咳、鼻みず、くしゃみといったかぜ(カタル)症状と結膜炎症状(目の充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)に加えて、発しんが出現している場合は、来院いただく前に電話で必ず担当医へお問い合わせください。

    Q 過去に麻しんにかかったことがあるのですが、予防接種を受けるべきでしょうか?

    検査で麻しんの感染が確認された等、今まで麻しんにかかったことが確実である場合には、免疫を持っていると考えられることから、予防接種を受ける必要はありません。しかし、過去の発症が、麻しんかどうか明らかでないことは、よくあることです。また、がん治療などによって免疫が抑制されている場合には、再感染の可能性が全くないとはいえないものの、予防接種を受ける事が難しい場合もあります。予防接種に関しては、担当の医師にご相談ください。

    Q 家族が麻しんになりました。いつも通りに中央病院を受診してよいですか?

    同居のご家族が感染した場合、可能であれば部屋を分け、感染されたご家族とは接触を最小限にするなど注意してください。感染した方と最後に接触した日を0日として、ご自身の潜伏期間が過ぎる21日目までは麻しんを発症する可能性があります。受診はお控えいただき、健康状態に特に注意し、次回の受診日については電話で担当医にお問い合わせください。

      Q 体調が悪く、麻しんかどうか心配です。PCR検査を受けることはできませんか?

      新型コロナウイルス感染症等と異なり、通常、医療機関で麻しんのPCR検査を行う事は出来ません。37.5℃以上の発熱、咳、鼻水、くしゃみなどといったかぜ(カタル)症状、発しんや目の充血などの症状がある場合は、電話で担当医へお問い合わせください。

      Q 麻しんにかかったかもしれません。どうしたらよいですか?

      発熱、発しんなどの麻しんのような症状がある場合は、事前に麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または近隣の医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。

        Q 家族が中央病院に入院しています。お見舞いに行ってもいいですか。

        中央病院にはがん治療に伴い、免疫力が低下した患者さんが多く入院しておりますので、入院患者さんへの感染防止に十分配慮する目的から、面会は、ご自身の体調不良がない方につき、以下の範囲でお願い致します。

        面会制限:1患者あたり1日1回、1組3名まで
        面会時間:30分以内
        面会場所:院内の指定する場所 
        面会受付時間:13時30分から16時30分まで