国際開発部門

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国際開発部門とは

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国際開発部門 部門長 中村 健一

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国際開発部門 副部門長 米盛 勧

国際開発部門は国立がん研究センター中央病院の共通部門のひとつとして、2020年11月に発足しました。中央病院における研究・教育・診療のあらゆる面で国際展開を推進し、世界の研究者とネットワークを形成することで、日本、アジア、世界のがん患者の福祉の向上に貢献することをミッションとしています。

中央病院は2016年にAMED国際共同臨床研究実施推進拠点に指定され、国際研究支援機能の拡充を図ってきました。2017年には製薬企業と連携したアジア地域での第I相試験推進プロジェクト(ASIA ONE)が開始となり、多くのグローバル第I相試験にASIA ONEとして参画しています。

また、乳がんに対するアジア共同医師主導治験(PATHWAY)の実施を通じてアジア圏でのアカデミア主導の薬剤開発ネットワークの構築に取り組んできました。

さらに、JCOGEORTCとの国際共同研究や、海外からの研修生の積極的な受け入れ、海外からの患者受け入れ等、積極的に国際的な活動の幅を拡げてきました。このような活動は、これまで様々な部署が自律的に取り組んできました国際開発部門の発足により、中央病院として統一されたビジョンの下で発展させていきます。

2020年9月からは政府やAMEDの支援を受け、アジアがん臨床試験ネットワーク事業(ATLASプロジェクト)が始まりました。ATLASプロジェクトでは、アジア諸国での臨床研究基盤整備や教育研修活動を通じて、恒常的ながん早期薬剤開発ネットワークを構築し、アジア全体でのUniversal Health Coverageの実現を目指しています。ATLASプロジェクトを初めとした国際開発部門の活動は、日本、アジア、世界のがん患者におおきな貢献をもたらすものと信じております。

こうした貢献を最大化するためには、国内外の医療機関のみならず、政府、PMDA、AMED、製薬企業、患者団体など、多くのみなさまとの緊密な連携が欠かせません。

みなさま方の温かいご支援とご指導を何卒よろしくお願い申し上げます。

部門長 中村 健一
副部門長 米盛 勧

ミッション 使命・存在意義

  • 研究・教育・診療の国際展開を通じて、世界の研究者と連携して、がん患者の福祉の向上に貢献する

ビジョン 目指す姿

  • アジア各国と協働して、国際共同試験を、高品質、低コスト、迅速に実施する
  • がんゲノム医療を初めとした先進的な医療技術をアジアを中心とした各国へ展開する
  • 国際診療機能を強化し、日本の優れたがん治療を世界の患者に提供する
  • 様々な教育プログラムを通じて、強力な研究者・研究支援者ネットワークを形成する
  • 政府、規制当局、製薬企業、患者団体等と連携し、日本発の医療技術の国際展開の中核的役割を果たす