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診療について

肉腫治療のご紹介

より良い機能を求めて ―患肢温存手術―

  • 腫瘍用人工関節やセラミックスぺーサー、液体窒素処理などを用い、悪性骨腫瘍切除後でもできるだけ機能的な患肢温存を目指します。
  • 形成外科との共同手術により、神経・血管に近接していたり、切除後に広範な皮膚欠損を生じるような腫瘍に対しても、神経・血管再建や機能的皮弁形成術を併用することによって、患肢を温存する可能性を追求いたします 

患肢温存手術の図

困難な腫瘍に対する挑戦 ―後腹膜肉腫―

  • 泌尿器・後腹膜腫瘍科や大腸外科、放射線治療科と協力し、後腹膜に発生した肉腫に対して、手術・化学療法・放射線治療を取り混ぜたmultidisciplinary な治療を行っております。

 後腹膜肉腫の図

「あきらめない」肉腫治療 ―進行期肉腫―

  • 治療後再発をきたしたり、手術などの局所制御困難な肉腫に対し、腫瘍内科や小児腫瘍科と協力し、可能な治療を検討いたします。
  • 現在進行中の各種臨床試験への組み入れや、遺伝子検査に基づく新規薬剤の導入など、肉腫に対する新たな治療開発も進めております。

 進行期肉腫の図

診療実績

手術件数

過去5年 手術件数
  2018 2019 2020 2021 2022
軟部悪性腫瘍手術 163 158  142  129 136
骨悪性腫瘍手術 30 38  39  54 49
転移性骨腫瘍手術 30 21  17  18 17
形成外科合同手術 65 82  78  80 78
腫瘍用人工関節置換術 15 15  16  20 14
手術合計 368 362  317  335 335

注:診療実績は4月から翌年3月までの1年間で集計しています。

当院における過去40年の骨肉腫の症例数の変遷(限局例)

  1966-1977 1978-1989 1993-2002 2003-2015
症例数 38 41 80 91

当院における軟骨肉腫の症例数

  Grade 1 Grade 2 Grade 3 脱分化型
症例数 24 26 7 8

当院で手術を行った悪性軟部腫瘍の症例数

(2006から2015年)

  症例数
分化型脂肪肉腫 86
粘液線維肉腫 67
脱分化型脂肪肉腫 62
粘液型脂肪肉腫 57
未分化多形肉腫 53
滑膜肉腫 37
平滑筋肉腫 20