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放射線治療中のスキンケア

ゆったりした服や下着を選んで

濃い色のブラジャ—

ノンワイヤーのソフトブラジャー。濃い色なら色移りが目立ちません。

放射線治療中は、適切な位置に正確に放射線を当てるために、照射部位の皮膚に油性マーカーや転写シールなどで印(マーキング)を付けます。印は色移りしやすいので、下着や衣類は汚れても惜しくないものを選びましょう。黒っぽいものを着用したほうが色移りは目立ちません。正確に照射をするために印は欠かせませんが、付けたくない部分がある場合は事前に看護師に相談してみてください。治療を担当する診療放射線技師と調整を図り、治療に必要な印と患者さんが希望する妥協点の擦り合わせを行います。首の周囲に放射線を照射している人は、襟のある服はこすれやすいので避けたほうが無難です。ワイシャツを着用しなければならない時には、できるだけネクタイは締めず、第1ボタンを開けて首に襟が当たらないようにしましょう。
また、放射線を照射している部位に圧迫や擦るなどの刺激が加わると、皮膚炎の症状が悪化しやすくなります。服や下着は、綿・シルクなど肌触りのよい素材で、ゆったりしたものを選びましょう。乳がんや肺がんなどで胸の周囲に放射線を当てる女性には、ワイヤーの入っていないソフトブラジャーの着用をおすすめします。市販のブラジャー機能付きタンクトップを着用している患者さんもいます。
陰部や肛門に放射線を照射している場合には、下半身を締め付けない下着や服を着用し、ジーンズのような硬い素材のものは避けた方が無難です。

皮膚への刺激は避けよう

手洗い泡スポンジ

入浴時は泡だけでやさしく洗いましょう。泡立てネットなどを使うと簡単です。

放射線治療期間中は、日焼けした時のように皮膚が赤くなったり、乾燥してかゆみやツッパリ感が出たり、水ぶくれができたりすることがあります。こうした放射線皮膚炎の悪化を防ぐには、症状がない時期から、放射線が当たっている部位の皮膚を清潔に保ち、刺激しないことが大切です。入浴時には、石けんをよく泡立てて皮膚にのせて洗い流し、タオルで優しく押さえるように拭きましょう。石けんを泡立てるのが難しいようなら、お湯やシャワーで流すだけでもよいです。タオルや手で皮膚を直接こすったり、ひっかいたり、湿布や絆創膏は貼らないようにしてください。男性のひげ剃りは、電気カミソリを使いましょう。肛門周辺に放射線を当てている人は、排泄後はこすらず、押さえるように拭くと刺激が少なく済みます。ウォシュレットは弱圧で使用するなど、照射部位に応じて日常生活上の刺激につながる行動がよりイメージしやすいように、治療前のオリエンテーションを通して日常生活指導を行っています。皮膚の乾燥、かゆみやこわばりを感じる時には、医師に保湿剤を処方してもらい、セルフケアを行うことをおすすめしています。保湿剤の正しい塗り方やケアの方法は、看護師が説明します。放射線皮膚炎は、照射が全て終了してから1~2週間が最もひどくなりやすい時期です。放射線治療後1カ月間くらいは、放射線治療中と同じような服装、スキンケアを続けましょう。気になる症状や分からないことがあったら、遠慮せずにいつでも医療スタッフに相談してください。

関連リンクから「生活の工夫カード」をご覧ください。

 

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