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国立がん研究センター 中央病院

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研修プログラムについて

皮膚腫瘍科集合写真



皮膚がんを治す

あなたの目標・夢の実現の近道が必ず見つかります

目次 人材育成のポイント 研修の主な特徴 
   数字で見る皮膚腫瘍科 コース紹介 最近 3 年間の英文論文
   研修に関するお問合せ先 印刷用資料(PDF:1.89MB)

人材育成のポイント

皮膚科という診療科の中で、皮膚悪性腫瘍の診断・治療、特に治療の分野は非常に人材の少ないところです。そんな中で若いみなさんがこの分野を自身の専門にしたいと考えておられる ことにまず敬意を表し、現役スタッフ・OB が力を合わせてみなさんが真のDermatologic Oncologist となれるように全力で導くことをお約束します。 悪性黒色腫をはじめとする皮膚悪性腫瘍は少し前まで手術以外治療法が進歩せず、早期のものから遠隔転移例まで治療といえば “Surgery, Surgery and Surgery” であると言われていました。ところが長年の研究成果が実り、近年、治療は飛躍的に進歩し、新しい免疫療法すなわち免疫チェックポイント阻害薬や低分子性分子標的薬といった薬物治療の開発はいまだに 盛んに行われています。これに伴って皮膚がん治療のためには Dermatologist ではなく、Dermatologic Oncologist としての専門的な知識や総合的な技術が必要になってきました。国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科は、他施設の追随を許さない圧倒的な症例数を持ち、知識と経験の豊富なスタッフが若手医師と共に診療と臨床研究に取り組んでいます。我々は患者さんにも、そして研修に来られる若手医師の皆さんにも「がんセンターに来て良かった」と思ってもらえる診療科を目指しています。

研修の主な特徴

皮膚腫瘍科研修の様子
  •  国内一の皮膚がんHigh Volume Center で学ぶ
  •  圧倒的な症例数による豊富な臨床経験
  •   診断、外科治療、薬物治療、臨床研究のバランスの取れた研修内容
  •   希望に応じた自由な他科ローテーション制度
  •   積極的な学会活動

数字で見る皮膚腫瘍科

最近10年間の悪性黒色腫症例数…1,562件
最近10年間の上皮性皮膚がん症例数…1,264件
  • 有棘細胞がん:437 件
  • 基底細胞がん:360 件
  • 汗腺がん:125 件
  •  乳房外パジェット病:240 件 など
最近10年間の表在性肉腫症例数…190件
  • 隆起性皮膚線維肉腫:90 件
  • 血管肉腫:100 件
2019年年間がん薬物療法件数…延べ1,566件
レジデント・ がん専門修練医修了後皮膚悪性腫瘍指導専門医試験合格率…100%
2019年年間手術件数
  • 悪性腫瘍切除:220 件
  • センチネルリンパ節生検:64 件
  • 所属リンパ節郭清:42 件
  • 指趾切断・離断:16 件
  • 皮弁形成:37 件
  • 植皮:52 件

コース紹介

レジデント3年コース

対象者

  • 原則として基本領域の専門医を取得済み、かつ、当センターレジデント修了者あるいは同等の経験と学識を有する者で、サブスペシャルティ専門医や、さら に皮膚悪性腫瘍に特化した修練を目指す
    注:基本領域専門医:皮膚科専門医/サブスペシャルティ専門医:皮膚悪性腫瘍指導専門医 
  • 悪性腫瘍関連の国際学会での筆頭演者やPeer review journalの筆頭著者として国際的に活躍できることを目指す者

研修目的

皮膚悪性腫瘍全般に対する臨床診断・病理診断・外科治療・薬物治療・放射線治療に精通し科学的な視点から治療方針を決定し、遂行することができると共に指 導的な立場で各施設の中心となって活動することができる人材を育てる。

研修内容

  • 入院・外来患者の診療を通じて上記の項目(臨床診断・病理診断・外科治療・薬物治療・放射線治療)を学ぶ。
  • また、3年間の研修期間のうち1年は本人が希望する他の領域をローテーションし、幅広く個々のスキルアップを行うことができる。
  • 研究成果について学会発表、論文執筆を行う。

研修期間

3年 注:そのうち一定期間の交流研修を認める 注:病院の規定に基づきCCM研修を行う

研修の特色

  1. 日本一の症例数と治療実績を有するHigh Volume Centerで研修を行うことができる
  2. 悪性黒色腫は皮膚原発に限らず、粘膜・眼・原発不明の症例も数多く経験できる
  3. 希望する他の診療科で目的に応じた短期研修をすることができる
  4. 希望があれば他施設での0.5年間の交流研修を認めている
  5. 新薬開発のための治験数が圧倒的に多い
  6.  JCOG皮膚腫瘍グループの中心施設として臨床試験について学ぶことができる

レジデント2年コース

対象者

  •  基本領域専門医を取得し、さらに当院での研修によりサブスペシャルティ専門医を目指す者
    注:基本領域専門医:皮膚科専門医/サブスペシャルティ専門医:皮膚悪性腫瘍指導専門医
  •  悪性腫瘍関連の国内・国際学会での筆頭演者やPeer review journalの筆頭著者として国内のみならず国際的に活躍できることを目指す者

研修目的

皮膚悪性腫瘍全般に対する臨床診断・病理診断・外科治療・薬物治療・放射線治療に精通し科学的な視点から治療方針を決定し、遂行することができると共に指 導的な立場で各施設の中心となって活動することができる人材を育てる。

研修内容

  • 入院・外来患者の診療を通じて上記の項目(臨床診断・病理診断・外科治療・薬物治療・放射線治療)を学ぶ。
  • 希望があれば0.5年程度、他の領域をローテーションしスキルアップを行う。
  • 研究成果について学会発表、論文執筆を行う。

研修期間

2年 注:そのうち一定期間の交流研修を認める 注:病院の規定に基づきCCM研修を行う

研修の特色

  1. 日本一の症例数と治療実績を有するHigh Volume Centerで研修を行うことができる
  2. 悪性黒色腫は皮膚原発に限らず、粘膜・眼・原発不明の症例も数多く経験できる
  3. 希望する他の診療科で目的に応じた短期研修をすることができる
  4. 希望があれば他施設での一定期間の交流研修を認めている
  5. 新薬開発のための治験数が圧倒的に多い
  6.  JCOG皮膚腫瘍グループの中心施設として臨床試験について学ぶことができる

がん専門修練医コース

対象者

  • 原則として基本領域の専門医を取得済み、かつ、当センターレジデント修了者あるいは同等の経験と学識を有する者で、サブスペシャルティ専門医や、さら に皮膚悪性腫瘍に特化した修練を目指す者
    注:基本領域専門医:皮膚科専門医/サブスペシャルティ専門医:皮膚悪性腫瘍指導専門医
  • 悪性腫瘍関連の国際学会での筆頭演者やPeer review journalの筆頭著者として国際的に活躍できることを目指す者

研修目的

  • 皮膚悪性腫瘍全般に対して診断、治療、臨床研究、translational researchに取り組み皮膚悪性腫瘍診療に対するレベルの高い総合力を身につける。
  • 日本の皮膚悪性腫瘍診療の中心的な立場で指導力を発揮する人材となるとともに国際人として活動することを目的とする。

研修内容

  • 皮膚悪性腫瘍の診断、治療、臨床研究を自立して行っていく。
  • スタッフを補佐し、レジデントのリーダーとして活動する。
  • 研究所やJCOGでの研修や他施設への交流研修などを活用しスキルアップを行う。
  • 国際学会で発表し、英語論文を完成させることによって研修の成果としての結果を残す。

研修期間

2年 注:そのうち一定期間の交流研修を認める

研修の特色

  1. 日本一の症例数と治療実績を有するHigh Volume Centerで研修を行うことができる
  2. 悪性黒色腫は皮膚原発に限らず、粘膜・眼・原発不明の症例も数多く経験できる
  3. 研究所、JCOGなど他の領域で幅広く研修する機会を持つことができる
  4. 希望があれば他施設での0.5年間の交流研修を認めている
  5. 新薬開発のための治験数が圧倒的に多い
  6.  JCOG皮膚腫瘍グループの中心施設として臨床試験について学ぶことができる

連携大学院コース

対象者

  • レジデント2年コース、がん専門修練医コースで研修を行いながら、当院の連携大学院制度を利用して学位取得を目指す者

研修目的

  • 皮膚悪性腫瘍全般に対する研修を通じて指導専門医の資格と学位を取得することを目的とする。

研修内容

  • 1年目に連携大学院に入学し研究テーマを決定し、4年目に学位論文を完成させる。
  • 臨床においては皮膚悪性腫瘍全般に対する臨床診断・病理診断・外科治療・薬物治療・放射線治療を学ぶ。
  • また、3年間の研修期間のうち1年は本人が希望する他の領域をローテーションし、幅広く個々のスキルアップを行うことができる。

研修期間

4年  (レジデント2年+がん専門修練医2年) 注:がん専門修練医への採用には再度試験を行う 注:病院の規定に基づきCCM勤務を行う

研修の特色

  1. 日本一の症例数と治療実績を有するHigh Volume Centerで研修を行うことができる
  2. 悪性黒色腫は皮膚原発に限らず、粘膜・眼・原発不明の症例も数多く経験できる
  3. 希望する他の診療科で目的に応じた短期研修をすることができる
  4. 希望があれば他施設での一定期間の交流研修を認めている
  5. 新薬開発のための治験数が圧倒的に多い
  6.  JCOG皮膚腫瘍グループの中心施設として臨床試験について学ぶことができる

専攻医コース(基幹施設型)

対象者

  • 初期研修を修了後、当科を基幹施設として後期研修を行うことで日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を目指す者

研修目的

  • 皮膚悪性腫瘍全般に対する研修を通じて指導専門医の資格と学位を取得することを目的とする。

研修内容

  • 1年目に連携大学院に入学し研究テーマを決定し、4年目に学位論文を完成させる。
  • 臨床においては皮膚悪性腫瘍全般に対する臨床診断・病理診断・外科治療・薬物治療・放射線治療を学ぶ。
  • また、3年間の研修期間のうち1年は本人が希望する他の領域をローテーションし、幅広く個々のスキルアップを行うことができる。

研修期間

3年

研修の特色

  1. 皮膚科専門医取得のための5年間のうち3年間がん専門病院で研修を行うことで多くの皮膚科疾患の中でも特に悪性腫瘍に対して高い専門性を持つことが できる
  2. 日本一の症例数と治療実績を有するHigh Volume Centerで研修を行うことができる
  3. 悪性黒色腫は皮膚原発に限らず、粘膜・眼・原発不明の症例も数多く経験できる
  4. 希望する他の診療科で目的に応じた短期研修をすることができる
  5. 新薬開発のための治験数が圧倒的に多い
  6.  JCOG皮膚腫瘍グループの中心施設として臨床試験について学ぶことができる

専攻医コース(連携施設型)

対象者

以下の全ての条件を満たした医師を対象とする。
  • 採用時に医師免許取得後3年目以降
  • 専門医制度において中央病院が連携施設として登録されている基幹施設で研修中の専攻医

研修目的

皮膚科専門医を取得することを目標としています。同時に短期間の集中的な研修で皮膚腫瘍科医として基本的ながんの診療経験を積むことが目標です。

研修内容

国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科を連携施設とする各基幹施設のカリキュラムに従って一定の期間皮膚悪性腫瘍について学びます。

研修の特色

所属する基幹施設のカリキュラムの範囲内で研修者のニーズにあわせた柔軟な研修が可能です。

レジデント短期コース

対象者

希望される期間で、がん研究センターの研修機会を活かしたい方

研修期間

6か月から1年6か月 注:6か月を超える場合は病院の規定に基づきCCM 研修を行う

2020年 皮膚腫瘍科研修医発表論文

注:研修者が First Author のもののみ紹介しています。

  1. Mizuta H, Nakano E, Yamazaki N. Primary Cutaneous Rosai-Dorfman Disease of the Scalp. Dermatol Pract Concept.11(1):e2020086, Jan 2020.
  2. Muto Y, Namikawa K, Fujiwara Y, Mori T, Nakano E, Takahashi A, Yamazaki N. Bullous pemphigoid induced by pembrolizumab in a patient with non-small-cell lung cancer who achieved durable complete response despite treatment cessation and long-term corticosteroid administration: A case report. J Dermatol. 2020 Jan;47(1):e9-e11.
  3. Tsutsui K, Takahashi A, Namikawa K, Yamazaki N. Advanced extramammary Paget disease treated with neoadjuvant chemotherapy: A report of two cases. Australas J Dermatol. 2020 Feb;61(1):e105-e107.
  4. Tsutsui K, Namikawa K, Takahashi A, Yamazaki N. Reconstruction with scrotal flap for extramammary Paget's disease of the groin, penis, and scrotum: a single-institution case series. Int J Dermatol. 2020 Mar;59(3):e62-e64.
  5. Tsutsui K, Takahashi A, Mori T, Namikawa K, Yamazaki N. Secretory carcinoma of the skin arising on the eyelid, distinguished by immunohistochemical markers and fluorescence in situ hybridization. J Dermatol. 2020 Mar;47(3):e99-e100.
  6. Mizuta H, Takahashi A, Mori T, Namikawa K, Nakano E, Muto Y, Jinnai S, Nakama K, Tsutsui K, Yamazaki N. Efficacy of oral retinoids for keratoacanthoma centrifugum marginatum. Dermatol Ther. 2020 May;33(3):e13291.
  7. Tsutsui K, Takahashi A, Muto Y, Mizuta H, Jinnai S, Nakama K, Ogata D, Namikawa K, Yamazaki N. Outcomes of lymph node dissection in the treatment of extramammary Paget's disease: A single-institution study. J Dermatol. 2020 May;47(5):512-517.
  8. Nakano E, Takahashi A, Namikawa K, Muto Y, Jinnai S, Kage Y, Mizuta H, Tsutsumida A, Yamazaki N. Correlation between cutaneous adverse events and prognosis in patients with melanoma treated with nivolumab: A single institutional retrospective study. J Dermatol. 2020 Jun;47(6):622-628.
  9. Mizuta H, Nakano E, Takahashi A, Koyama T, Namikawa K, Yamazaki N. Hemophagocytic lymphohistiocytosis with advanced malignant melanoma accompanied by ipilimumab and nivolumab: A case report and literature review. Dermatol Ther. 2020 May;33(3):e13321.
  10. Mizuta H, Takahashi A, Namikawa K, Ogata D, Yamazaki N. Association between prognosis and complete resection in primary cutaneous myoepithelial carcinoma: two case presentations and literature review. Dermatol Ther. 2020 May 5:e13485.
  11. Tsutsui K, Namikawa K, Mori T, Jinnai S, Nakama K, Ogata D, Takahashi A, Yamazaki N. Case of multiple ectopic extramammary Paget's disease of the trunk. J Dermatol. 47(9):e329-e331, 2020.
  12. Mizuta H, Namikawa K, Takahashi A, Ogata D, Muto Y, Jinnai S, Nakama K, Tsutsui K, Yamazaki N. The first case of a collision tumor of melanotrichoblastoma and seborrheic keratosis. Int J Dermatol. 2020 Jul 8.
  13. Oashi K, Shibata T, Namikawa K, Takahashi A, Yokota K, Nakano E, Teramoto Y, Tsutsumida A, Maeda T, Yamazaki N; Dermatologic Oncology Group of the Japan Clinical Oncology Group. A single-arm confirmatory trial of pazopanib in patients with paclitaxel-pretreated primary cutaneous angiosarcoma: Japan Clinical Oncology Group study (JCOG1605, JCOG-PCAS protocol). BMC Cancer. 2020 Jul 13;20(1):652.
  14. Jinnai S, Yamazaki N, Hirano Y, Sugawara Y, Ohe Y, Hamamoto, R. The Development of a Skin Cancer Classification System for Pigmented Skin Lesions Using Deep Learning. Biomolecules 2020, 10, 1123.
  15. Tsutsui K, Namikawa K, Mori T, Kato K, Jinnai S, Nakama K, Ogata D, Takahashi A, Yamazaki N. Case of acquired reactive perforating collagenosis induced by panitumumab for colon cancer. J Dermatol. 2021 Feb;48(2):e114-e115.

 

  • 2019年第118回日本皮膚科学会総会(名古屋)での学会賞受賞の様子

    2019年第118回日本皮膚科学会総会で学会賞を受賞

  • SMR(The Societyof MelanomaResearch;米国Saltlake City)2019での講演の様子

    SMR(The Society of Melanoma Research)2019 で講演(米国 Saltlake City)

 

研修に関するお問合せ先

関連ファイル

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