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国立がん研究センター 中央病院

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研修プログラムについて

頭頸部手術の全ての基本手技を学ぶには、
国立がん研究センター中央病院頭頸部外科へ

診療科としての人材育成のポイント

当科の起源である国立がんセンター中央病院頭頸科は病院の開設当時から存在していましたが、1992年に当センターの東病院が千葉県柏市に設立された後、病院間の分業化のため一旦中央病院の入院診療を中止しその機能を東病院にすべて移した経緯がありました。しかしながらその後中央病院での頭頸部診療の必要性が再度高まってきたため、再びスタッフを徐々に増員した結果、2020年現在では医師9名を擁し、全国でも有数の頭頸部がんを扱う施設の一つになっています。また当科の構成メンバーは様々な医局から集まる混成形式を取ってきましたが、現在は女性医師も2名含まれ、公平な業務負担と無理のない夜間休日体制による働きやすい職場環境を心がけています。頭頸部がんの診療においては他科の医師や幅広いメディカルスタッフによるチーム医療が必須でありますが、当院では頭頸部内科(2018年4月より新設)・歯科・放射線治療科・形成外科など関連する多くの科と密接な協力関係を築いており、また嚥下障害の専門看護師を中心とする看護師を始め、薬剤師・言語療法士・心理療法士・栄養士・社会福祉士などを加えた総合的な医療が行われています。

頭頸部外科スタッフ 写真

頭頸部悪性腫瘍は、根治性を前提にいかにQOLを維持していくかが重要です。また患者さんの背景は様々であり、社会的に不遇な環境におかれている場合もあります。個々のstory を理解した上で医師として何が提供できるかが常に問われます。治療手段の選択から始まり、手術を行うのであればその術式・術中判断・術後治療など、多岐にわたる選択が迫られることになりますし、また全ての局面においてどのように患者さんに接しどのような言葉をかけるかが重要になります。当科では特に手術手技に焦点をあて、徹底的な技術の習得に加え、所見の取り方、画像診断、患者への説明、術前準備、術後管理など、頭頸部がん手術の周術期に必要な全てを学べるよう豊富な機会を提供しています。さらに全員が頭蓋底から上縦隔までの手術を術者として経験できるように配慮してきました。

中央病院頭頸部外科での研修の特徴

  • どんな手術にも適応できる基本的な手術器具の使用に関する手技を学べる
  • 所見の取り方、画像診断、患者への説明、術前準備、術後管理など、周術期に必要な全てが学べる
  • 頭蓋底から縦隔までの幅広い手術が学べる
  • 機能温存にこだわった術式が学べる
  • 公平な業務負担と無理のない夜間休日体制による働きやすい職場環境がある

推奨するコース

がん専門修練医(2年)

 2年間で頭頸部外科のみ

レジデント(2-3年)

 関連する科を含めて回る

 全研修コースの載ったPDFはこちらです。

 

中央病院 頭頸部外科での手術実績について

現在週10-11枠(午前・午後を各1枠として計算)を使わせていただき、2019年の1年間の集計では全麻414 件、そのうち遊離皮弁による再建手術は95件となっています。この数は全国レベルでも有数の規模となりました。当院は立地条件が良くネームバリューも高いのは確かですが、当科での治療への評価が定着した結果と考えてい ます。手術の内容で特徴的なのは、近年開頭や鼻副鼻腔の悪性腫瘍症例の手術が増加したことです。希少がんを積極的に扱うことが当院の使命の一つと考えており、肉 腫など多彩な悪性疾患に対して院内を挙げてmulti-disciplinaryに治療を行ってきたことが、これらの患者増に繋がったと思われます。手術件数は以下の通りです。

 201720182019
開頭による頭蓋底手術(内視鏡下頭蓋底手術を含む) 9 11 13
外耳腫瘍手術(開頭手術を除く) 0 7 4
鼻副鼻腔腫瘍手術 30 20 12
口腔腫瘍手術 65 83 112
上咽頭腫瘍手術 2 3 2
中咽頭腫瘍手術 45 37 45
喉頭・下咽頭・頸部食道腫瘍手術   
内視鏡手術 5 4 8
経口的切除 42 48 49
喉頭温存手術 11 15 6
喉頭全摘を含む手術 38 35 48
甲状腺腫瘍手術 28 42 27
副甲状腺腫瘍手術 1 1 1
耳下腺腫瘍手術 20 30 25
頸部郭清術(単独) 40 35 34
その他の悪性腫瘍手術 7 16 12
副咽頭間隙腫瘍手術 2 0 2
その他の手術(良性腫瘍、生検、気切、瘻孔閉鎖など) 2 5 18
全身麻酔手術の合計
(遊離皮弁による再建手術)
347
(85)
392
(104)
418
(95)
局所麻酔手術の合計 117 121 83

中央病院 頭頸部外科での研究について

国内の主な学会では必ず発表をしていただき、少なくとも臨床研究、希望があれば病理を含めた基礎研究について指導する体制を取っています。発表した内容は論文作 成まで確実にできるよう支援しています。

研修に関するお問合せ先

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